定年後のゆる〜くたのしい日々

〜読書、語学、パソコン、音楽などをたのしむ日々のくらし〜

歴史

「オタオタシニア」と「New York Times」

前回ブログをアップした翌日の2月24日! ロシアがウクライナへの軍事侵攻を始めた日! 以来、圧倒的な軍事力でウクライナの各地を破壊し侵攻を続けるロシア軍! ただただ、テレビのニュース番組や新聞で戦況を見てオタオタするばかりのシニア・・・ ロシ…

東京オリンピック2020 と シニア

いや〜、今テレビで伊藤美誠選手のシングル戦を見ているところ! ストレートで3ゲーム取って、第4ゲームも勝ち進み、おっと、もうマッチポイント! ヤッター! ベスト4進出決定・・・ この前の水谷選手との混合ダブルス決勝での対中国戦! 最初2ゲーム先…

「珍妃(ちんぴ)の井戸」と「至福のひととき」

2020年(令和2年)も残すところあと2週間。 年明けからコロナに怯え、やっと一段落かと思われたのもつかの間、またもやすさまじい勢いでコロナは日本のみならず世界中を席巻中・・・ クリスマスはどうなるのやら? 正月はどうなるのやら? はたまた、…

「蒼穹の昴(そうきゅうのすばる)」と 図書館本

「蒼穹の昴」(浅田次郎)を読んでいます! 文庫本で全4冊、今、2冊目の中頃を読んでいるところ。 中国清の時代に展開される壮大な物語の枠組みがあらかた姿をあらわし、これから主人公の少年が冷酷無比な西太后の前で踊りを披露する場面が始まる・・・ 実…

「比ぶ者なき」と「歴史の謎」

馳星周氏の「不夜城」三部作。 先日、ハラハラワクワクしながら読み終えた新宿歌舞伎町を舞台にしたバイオレンス・ストーリー! 今回読んだのは同じ作者の「比ぶ者なき」。 その内容は、ナント、今から1300年前飛鳥時代の権力闘争ストーリー! 現代バイ…

BSドキュメンタリー と 400年前の肖像画

昨日、何気なくテレビをつけると、大海原を波に揺られて進む大型帆船(NHK BSドキュメンタリー番組の一場面)が画面に映し出されました。 あッ、これって前に見たことある! これまで何度も再放送されているようで、昨日もそのまま最後まで見てしまいました…

「タイプライターズ」と「銀河鉄道の父」

きのうの晩、なんかオモロそうな番組ないやろか、と手に取る夕刊。 なんもあらへんなあ、とテレビ番組を横に流れていた視線がある一点にクギヅケ。 BS番組「タイプライターズ」!? 前に見たことあったような? いっぺんかけてみたろか。 やっぱ前にいっぺん…

「経済で読み解く日本史」と「眼からウロコ」

久しぶりに歴史(日本史)の本を読みました。 「経済で読み解く日本史 室町・戦国時代」(上念司)。 書店の棚に表紙が見やすいように並べられていて、オヤッと足を止め思わず手に取ったのでした・・・ 歴史の本というと、時代を区分し様々な政変や事件が列…

令和二年正月 と「想いの軌跡」

早くも正月三ヶ日が過ぎ、明日の月曜日から全国的に平日の世界に戻ろうとしています。 今年の正月は天気が良く比較的暖かで、初詣で賑わう神社はさぞかしウハウハ! ご多分に漏れず近くの神社で初詣をしました。 元日から新春特別番組がいろいろある中、特に…

「輝ける闇」と『輝ける再読」

書店で面白そうな本を物色していると文庫本の帯のコピーが目に入ってきました。 「開高健 没後30年」 タイトルを見ると「輝ける闇」・・・ たしか半世紀ほど前の学生時代に読んだ記憶がかすかによみがえってきました。 内容はまったく覚えていません。 ぼ…

「梟の城」と 魅力的な司馬ワールド

「梟(ふくろう)の城」(司馬遼太郎)を読みました。 司馬遼太郎の本を読んだのは久し振り! そう言えば数年前、司馬遼太郎の本ばかり読んでいた時期があったっけ。 歴史を見透す作者の確かな眼で見守られ、生き生き動き回る登場人物は魅力的で、読み始める…

「渦 妹背山婦女庭訓魂結び」と 人形浄瑠璃

定年後の生活を送るようになり、在職中それまでできなかった読書三昧の暮らしを始めることになりました。 ジャンルは様々でその時の興味につられて限定はしませんでした。 最初は歴史物から始めました。 もともと興味のあった西洋歴史からはじめ、しだいにそ…

北極海航路 と「アグルーカの行方」

胡椒(コショウ)は今でこそラーメンにパラパラ振りかけ、そのピリッとした食感を楽しむ手軽な香辛料ですが、その昔とても貴重で世界を動かす力を持っていたのでした・・・ 15世紀頃のヨーロッパで最も繁栄を謳歌していたのは、ルネサンスの花開いたイタリア…

「紀ノ川」と 悠久の流れ

♫ 流れる涙 紀ノ川に 捨ててしまった女でも〜 (演歌「和歌山ブルース」だあれも知らないだろうなあ!) 「紀ノ川」(有吉佐和子)を読みました。この作品は、今は亡き有吉佐和子の初期の作品で、映画化、テレビドラマ化もされました。主人公の花(はな)を…

「欧州研修ツアー」と「なつかしいノートルダム」

重厚な建造物の入口を入ると内部は真っ暗、突然目をふさがれたかのようでした。しばらくして暗闇に目が慣れてくると、薄明かりの中、木製の長イスが真ん中の通路を隔てて左右にはるか奥まで並んでいるのがぼんやり見えました。見上げると天井は高く暗く、か…

「ミレニアム5 復讐の炎を吐く女」と「スウェーデン元首相暗殺事件」

現在発売されている「ミレニアム・シリーズ」の最新巻「「ミレニアム4 蜘蛛の巣を払う女」を読んでいます。作者は、世界的なベストセラーとなった最初の3巻を書いたものの出版前に心臓発作で亡くなってしまったスティーグ・ラーソンの跡を継いでシリーズの…

「2018 FIFA」と「ワールドカップ・下剋上」

連日猛暑が続くなか「2018 FIFA」が終わりました! テレビの前で夜を徹して日本チームの得点・失点に一喜一憂したベルギー戦!圧倒的な世界レベルの凄さに固唾をのんで見守ったフランス・クロアチアの決勝戦!すべてが終わってしまいました、ア〜ア!(おま…

インバウンド と 奈良の変貌

今日はゴールデンウィークの「こどもの日」なので、孫たちに鹿を間近で見せよう、ということで奈良へ行ってきました。奈良はほんとうに久しぶりで、かれこれ三十年ほど前まではちょくちょく訪れていました。観光地の筆頭格の京都とは異なり、派手さのないし…

「収容所のプルースト」と 過酷な環境下の講習会

しばらく前、新聞の書評欄で紹介されている本のタイトルを見たとき、強烈な不協和音が頭の中で鳴り響きました!そのタイトルとは?「収容所のプルースト」! プルーストと言えば、あの有名な二十世紀を代表する大作「失われた時を求めて」を著したフランスの…

「ゴッホの手紙」と ゴッホの情熱・苦悩

ひと月ほど前、「ひまわり」の絵画で有名なゴッホについての本を読み、ブログ「ゴッホの耳 と ゴッホの思い出」をアップしました。その関連で、文芸評論家小林秀雄が半世紀余り前に著した「ゴッホの手紙」を読みました。 ゴッホは、生涯を通じて、全幅の信頼…

「小さいおうち」と「昭和十年代」

2018年の1冊目の本として「小さいおうち」(中島京子)を読みました。この作品は、2010年に直木賞を受賞し、2014年に映画化されましたが、今までスルーしていました。 学生時代はフィクションばかり読んでいましたが、就職後は本から遠ざかり、…

「失敗の本質」と 2017年大晦日

今日は、2017年(平成29年)の最後の日、大晦日。朝から家の掃除をし、午後から読みかけの本を読み、夕方になって読み終えたところ。今年最後に読み終えた本は、「失敗の本質」(戸部良一他)。 この本を読んでみようと思ったのは、昨年、小池百合子都…

「IT革命」と「日本のお家芸」

連休が終わり賑やかな孫たちが学校へ行ったあとの静かな月曜日。外の世界を窓から眺めるように新聞(日本経済新聞)の紙面を眺めます。あまり感度の良くない偏った指向性の自分独自のアンテナに、時折、蜘蛛の巣にかかる虫のように、紙面の言葉や文章が引っ…

京都国立博物館 と 大阪万博

京都の東山七条にある京都国立博物館で国宝の展示が催されています。といっても、もう明日の26日が展示最終日!「縄文土器」から始まり、「空海の書」「源氏物語絵巻」「雪舟墨絵」「長谷川等伯襖絵」「尾形光琳屏風絵」などの国宝が、京都国立博物館の開…

「日航123便 墜落の新事実」と 驚愕の目撃証言

ネットをググっていて興味をそそられ「日航123便 墜落の新事実」(青山透子)を読みました。数ヶ月前、日航機墜落事故を題材にした小説「クライマーズ・ハイ」を読み、32年前の事故を思い出し、ブログにも感想を上げていたこともあり、興味を持ったのでした…

保津川下り と 古都への舟旅

昨日の日曜日、久しぶりで孫たちから自由になれたので、家内と京都の保津川下りに出かけました。9月に入り、さすがに朝晩は少し涼しくなり、日中も暑さが大分ましになってきたこともあって、せっかくのチャンスを生かすため出かけることにしました。保津川…

「日本のいちばん長い日」と 歴史の岐路

この前読んだ「幕末史」の著者(半藤一利)の作品「日本のいちばん長い日」を読みました。今月8月15日の終戦記念日の72年前に起きた、歴史が大きく方向転換した一日の出来事を克明に綴ったノンフィクションの傑作です。この本をもとに2度映画化されて…

「幕末史」と「だれもいなくなった」

「幕末史」(半藤一利)を読みました。この本は、幕末の日本を震撼させたペリー来航からはじまり、急激な時代の地殻変動を経て、その15年後に明治維新を迎えることになり、さらに、新時代の骨組みがおおよそ出来上がる明治10年頃で終わっています。 幕末…

「幕末武士の失業と再就職」と 御城番屋敷(ごじょうばんやしき)

久しぶりで歴史関係の本を読みました。「幕末武士の失業と再就職 紀州藩田辺詰与力騒動一件」(中村豊秀)というタイトルの新書本。この本を読もうと思ったのは、今まで司馬遼太郎の幕末動乱の時代を背景にしたいろいろな物語を読み、明治に移る寸前の幕末に…

矢立(やたて)と YOGA BOOK

昨夜、一晩中降っていた大雨がやっとやみ、梅雨の曇り空の下、散歩がてらに町中の昔の細い街道をぶらぶら歩きました。厚い雲に強い日差しがさえぎられているうえ、雨のシャワーが空気を冷やしたあとなので、街道の昔の姿を偲びながらさわやかに散歩すること…