定年後のゆる〜くたのしい日々

〜読書、語学、パソコン、音楽などをたのしむ日々のくらし〜

2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「騎士団長殺し」と 微分方程式

「騎士団長殺し」(村上春樹)第1部・第2部を読み終えました。まず、全編を通じて平明で読みやすい文章に感心しました。ボールの縫い目に指先を引っ掛け、ボールの軌道を微妙に変化させ打者の目をくらませて得意がるようなことはしません。いつも真っ直ぐ…

桜の春 と ジャズピアノ

このところ一気に気温が上がり、満開の桜はこの時とばかりに咲き誇っています。昨日近くの公園を散歩してささやかな花見をしてきましたが、ベンチや芝生にすわり「花」と「団子」の両方を楽しんでいる姿があちこちで見かけられました。このまま暖かい好天が…

「騎士団長殺し」と「和」の匂い

久しぶりに YOGABOOK を持ち出してマクド店でブログを入力しています。風はまだひやっとする感じがありますが、日差しはもう春そのものですでに桜があちこちで満開を迎えている知らせも報じられています! テーブルに置いているショルダーバッグには、YOGABO…

村上春樹作品 と しなやかな感性

あらためて振り返ってみると、このところ二ヶ月近くずっと村上春樹作品に没頭しています。それも、これまで読んでこなかった、いや、読もうとしても読み続けることができなかったフィクションばかりを!そして、今現在も最新の長編小説「騎士団長殺し」を面…

「ノルウェイの森」と 1969年

真紅と深緑色に上下巻の表紙を彩られた「ノルウェイの森」(村上春樹)を読み終えました。美しくももの悲しい音楽を聴いたあとのように余韻に浸っていると、物語の断片が次々と浮かんでは消えていきます・・・ この物語も7、8年前に読もうとして手に取った…

「BOOKOFF」と「騎士団長殺し」

何年振りかで「BOOKOFF」に本の売却に行って来ました。読む本は、書店で買ったり図書館で借りたりしていますが、いつの間にか買った本で書棚が一杯になってしまい、「断捨離」が必要になります。 書棚が溢れないよう主にかさばらない文庫本を買うことにして…

バッテリー交換 と 再生 iPhone6 Plus

半月ほど前、愛用の iPhone6 Plus が起動しなくなった顛末(てんまつ)をブログ「iPhone6 Plus と BLACK OUT」にアップしました。そのときにキャンペーン中のバッテリー交換(通常費用の半額以下!)の予約を入れておいたのが、バッテリー入庫のメールが入った…

「羊をめぐる冒険」と「虚・実ミックスワールド」

「1Q84」を読んだ後、こんどは村上春樹氏の初期の作品「羊をめぐる冒険」を面白く読みました!これまで氏の小説を読んだのは数えるほどですが、それでも他の作品との関連性が推しはかれました。 この物語の特に最初の方では、デビュー作「風の歌を聴け」…

「1Q84」と フィクションの魅力(その3)

「1Q84」の物語を読んでいくと、物語の中の現実世界のほかに別世界が現れ、登場人物たちがとまどう様子が描かれています。そこでは、夜空の月が重要な意味を持ちます。フィクション世界のなかのフィクション世界!ああ、ややこしや〜! でも、一歩、いや…

「1Q84」と フィクションの魅力(その2)

前回ブログで述べたような思いを抱きながら長編小説「1Q84」(村上春樹)を読み始め、最後まで物語の面白さに堪能しながらこの大部のフィクションを読み終えたのでした。 では、8年前に感じた違和感(それまで読んできた文章やストーリーと大きくかけ離…

「1Q84」と フィクションの魅力(その1)

「1Q84」(村上春樹)を読み終えました。BOOK1・2・3の3分冊で各巻が500〜600ページの大部な長編小説!8年前にはじめて発売されたとき、本屋の店頭で少し目を通しただけであえなく撤退したシロモノ!最近、村上氏の小説を2冊(短編・中編)読…