定年後のゆる〜くたのしい日々

〜読書、語学、パソコン、音楽などをたのしむ日々のくらし〜

「バカの壁」と「シニアの希望の星」


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バカの壁(新潮新書)

先ほど「バカの壁」(養老孟司)を読み終えたところ。

今から19年前、2003年に大ベストセラーとなった新書。

2022年の新年早々、今頃になってどうしてずっと前のベストセラーを読もうと思ったのか・・・

 

 

年末にNHKで「まいにち養老先生、ときどき・・・」を見たのがキッカケでした。

その前にも、「まいにち養老先生、ときどき まる」をときどき見ていました。

そのときは、養老先生よりオス猫の「まる」に興味があったから。

もともと「岩合光昭の世界ネコ歩き」をよく見ていたので、ネコがらみでした・・・

 

 

鎌倉に住まわれる84歳の養老先生が、年老いた飼い猫「まる」を暖かく見守る心なごむ風景!

ボソボソとした口調だが、当たり前と思われている事柄に意表をつく切れ味鋭い批評!

ご高齢のシニアにしてここまで明晰な頭脳でいられることの驚き!

これはぜひ先生の著作を読まなくては、と思ったのでした・・・

 

 

そして、手に取った「バカの壁」!

実は、ベストセラーとなった当時、一度買って読んでいたのでした!

そのときは、ザッと目を通した程度であまり興味を持てず、内容もまったく覚えていない状態!

買った本もしばらくして BOOK-OFF 行きとなったのでした・・・

 

 

その同じ本を今回読み直してみて、印象は大きく変わったのでした!

そのわけは?

ぺージの文章を読んでいても、テレビ画面で見た養老先生の語る声を聞いているような感覚にとらわれたのがひとつ。

なにより、本の中で先生の語る内容が、当時何も引っかかるものがなかったのに比べ、こちらも歳を重ねシニアになった今、「そうだ!そのとおりだ!」の連続でした・・・

 

 

特に印象に残ったのが,都市化がドンドン推し進められている中、取り残されている弱い存在の復権を訴える養老先生!

その弱い存在とは?

「無意識」

「身体」

「共同体」

「自然」

・・・・・

 

 

シニアの希望の星、養老先生!!