定年後のゆる〜くたのしい日々

〜読書、語学、パソコン、音楽などをたのしむ日々のくらし〜

読書

「みみずくは黄昏に飛びたつ」と アドリブ演奏

ここ2ヶ月余りの間、たて続けに村上春樹作品を7編読み通しました。最初は、以前に村上作品を読もうとしたとき拒否反応を起こしたこともあって、果たして1冊すら読み通せないのではないだろうか?と恐る恐る読み始めたのでした!丁が出るか半が出るか、ほ…

「騎士団長殺し」と 微分方程式

「騎士団長殺し」(村上春樹)第1部・第2部を読み終えました。まず、全編を通じて平明で読みやすい文章に感心しました。ボールの縫い目に指先を引っ掛け、ボールの軌道を微妙に変化させ打者の目をくらませて得意がるようなことはしません。いつも真っ直ぐ…

「騎士団長殺し」と「和」の匂い

久しぶりに YOGABOOK を持ち出してマクド店でブログを入力しています。風はまだひやっとする感じがありますが、日差しはもう春そのものですでに桜があちこちで満開を迎えている知らせも報じられています! テーブルに置いているショルダーバッグには、YOGABO…

村上春樹作品 と しなやかな感性

あらためて振り返ってみると、このところ二ヶ月近くずっと村上春樹作品に没頭しています。それも、これまで読んでこなかった、いや、読もうとしても読み続けることができなかったフィクションばかりを!そして、今現在も最新の長編小説「騎士団長殺し」を面…

「ノルウェイの森」と 1969年

真紅と深緑色に上下巻の表紙を彩られた「ノルウェイの森」(村上春樹)を読み終えました。美しくももの悲しい音楽を聴いたあとのように余韻に浸っていると、物語の断片が次々と浮かんでは消えていきます・・・ この物語も7、8年前に読もうとして手に取った…

「BOOKOFF」と「騎士団長殺し」

何年振りかで「BOOKOFF」に本の売却に行って来ました。読む本は、書店で買ったり図書館で借りたりしていますが、いつの間にか買った本で書棚が一杯になってしまい、「断捨離」が必要になります。 書棚が溢れないよう主にかさばらない文庫本を買うことにして…

「羊をめぐる冒険」と「虚・実ミックスワールド」

「1Q84」を読んだ後、こんどは村上春樹氏の初期の作品「羊をめぐる冒険」を面白く読みました!これまで氏の小説を読んだのは数えるほどですが、それでも他の作品との関連性が推しはかれました。 この物語の特に最初の方では、デビュー作「風の歌を聴け」…

「1Q84」と フィクションの魅力(その3)

「1Q84」の物語を読んでいくと、物語の中の現実世界のほかに別世界が現れ、登場人物たちがとまどう様子が描かれています。そこでは、夜空の月が重要な意味を持ちます。フィクション世界のなかのフィクション世界!ああ、ややこしや〜! でも、一歩、いや…

「1Q84」と フィクションの魅力(その2)

前回ブログで述べたような思いを抱きながら長編小説「1Q84」(村上春樹)を読み始め、最後まで物語の面白さに堪能しながらこの大部のフィクションを読み終えたのでした。 では、8年前に感じた違和感(それまで読んできた文章やストーリーと大きくかけ離…

「1Q84」と フィクションの魅力(その1)

「1Q84」(村上春樹)を読み終えました。BOOK1・2・3の3分冊で各巻が500〜600ページの大部な長編小説!8年前にはじめて発売されたとき、本屋の店頭で少し目を通しただけであえなく撤退したシロモノ!最近、村上氏の小説を2冊(短編・中編)読…

「1Q84」と「リベンジ・マッチ」

「1Q84」(村上春樹)3分冊のBOOK1を読み終えたところです。この本は2009年に発表されましたが、発売前から書店の前に長い行列ができたり、テレビ各局がいっせいに取り上げるなど大変な評判になりました。 今も鮮明に覚えているのは、書店の店頭に…

「バッテラ・源氏物語・1Q84」と 移ろいゆく嗜好

定年後の生活を送るようになってからすでに数年を経た今まで、自分では性格や嗜好は二十歳(はたち)の頃とほとんど変わっていないという自覚がありました。ところが、ここ数年のことを振り返ってみると、そうとも言えないという気がしてきました! 子供の頃…

「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」と フロンティア「村上ワールド」

先月末、長く敬遠してきた村上春樹氏のフィクションの中から「風の歌を聴け」をふとしたことから手に取り、最後まで読み通すことができた経緯をブログ(「風の歌を聴け」とよみがえる記憶)に書きました。それに続いて、手頃な長さの「色彩を持たない多崎つ…

「介護士からプロ棋士へ」と 遅咲きのプロ棋士

今、将棋界で破竹の勢いを見せている藤井四段が、中学生で史上はじめての五段への昇段決定が昨日報じられ大きな話題となりました!藤井五段が、この半年間戦ってきたクラスは、順位戦C級2組。この組に所属する50人の棋士は、それぞれ10戦ずつ戦い、その…

「風の歌を聴け」と よみがえる記憶

前回ブログで、村上春樹氏の「職業としての小説家」を読み、ずっと前に途中で読むのをやめてしまった氏のフィクションをもう一度読んでみようかと思ったのでした。そして、「風の歌を聴け」をある緊張感をもって読み始めました! 「風の歌を聴け」は、氏がは…

「職業としての小説家」と 村上春樹のオリジナリティー

「職業としての小説家」(村上春樹)を読みました。書店で本のタイトルを見回しているときこの文庫本が目に入り、読んでみようと思いました。村上春樹氏の作品に対しては、「親近感」と同時になにか「違和感」のようなものも感じていたので、その理由がわか…

「時間とはなんだろう」と「悠久たる時の流れ」

ブルーバックスの「時間とはなんだろう」(松浦壮)を読みました。振り返ってみると、この手の本(一般向けにやさしく書き下ろされた理系本)は、10年に一度くらいの割合で手に取っているようです。 普段は日々の雑事に追われ、あわただしくその日暮らしの…

「ぼくの読書法」と「神田神保町」

前回、本棚に長く眠っていた「モダン・ジャズの勉強をしよう」を取り上げましたが、本棚にその本と並んで、同じく植草甚一の「ぼくの読書法」があったので読み直してみました。 「JJおじさん」は、49歳でジャズに目覚めたとき、一途にジャズにのめり込んで…

「モダン・ジャズの勉強をしよう」と「JJおじさん」

家の本棚に、「JJおじさん」こと植草甚一の「モダン・ジャズの勉強をしよう」があったので、手に取ってパラパラページをめくっていると、なつかしい昔がよみがえってきました。 「JJおじさん」は、もう40年ほど前に亡くなりましたが、わたしたち団塊の世代…

「ゴッホの手紙」と ゴッホの情熱・苦悩

ひと月ほど前、「ひまわり」の絵画で有名なゴッホについての本を読み、ブログ「ゴッホの耳 と ゴッホの思い出」をアップしました。その関連で、文芸評論家小林秀雄が半世紀余り前に著した「ゴッホの手紙」を読みました。 ゴッホは、生涯を通じて、全幅の信頼…

「小さいおうち」と「昭和十年代」

2018年の1冊目の本として「小さいおうち」(中島京子)を読みました。この作品は、2010年に直木賞を受賞し、2014年に映画化されましたが、今までスルーしていました。 学生時代はフィクションばかり読んでいましたが、就職後は本から遠ざかり、…

「失敗の本質」と 2017年大晦日

今日は、2017年(平成29年)の最後の日、大晦日。朝から家の掃除をし、午後から読みかけの本を読み、夕方になって読み終えたところ。今年最後に読み終えた本は、「失敗の本質」(戸部良一他)。 この本を読んでみようと思ったのは、昨年、小池百合子都…

「セロニアス・モンクのいた風景」と モンク再発見

「ジャズの巨星」の一人、セロニアス・モンクにまつわる本や雑誌記事を村上春樹氏が抜粋して翻訳・紹介した本「セロニアス・モンクのいた風景」(村上春樹 編・訳)を読みました。この本を読んで、あらためてセロニアス・モンクのジャズの作曲や演奏に対する…

「ゴッホの耳」と ゴッホの思い出

新聞の書評で知り面白そうだと思い、「ゴッホの耳」(バーナデット・マーフィー)を読みました。読み終えてあらためて、衝撃的な結末を迎えたゴッホの37年の生涯、さらには、130年近く前の南仏アルルの町の様子やゴッホを取り巻くアルルの人たちの生活に尽き…

「僕らが毎日やっている最強の読み方」と「知の巨人」

様々なメディアを通じて、日々活躍している二人の「知の巨人」の対談集「僕らが毎日やっている最強の読み方」(池上彰・佐藤優)を読みました。読書は以前から趣味の一つで、特に定年後の生活を送るようになってからは、生活の一部になっていることからこの…

「How Google Works 私たちの働き方とマネジメント」と Chromebook

最近、IT巨大企業の Microsoft や Apple の創業者の著作や伝記を読み、自分たち団塊の世代がまだまだヒヨッコだった頃、海の向こうの米国ではすでに、夜な夜なプログラミングに熱中する天才青年たちの部屋の中で、後に世界を大きく変革する萌芽が育まれてい…

「ファーブル昆虫記」と「狩りバチ」

数日前、孫の七五三のお参り申し込みに、神社へ行ったときに出くわしたジガバチのクモ捕獲(前回ブログ)がずっと気になって頭に残っていました。もともと動物や昆虫の生態を記録した映画やテレビ番組は大好きで、欠かさず見ていました。「アース」「ネイチ…

七五三 と「ファーブル昆虫記」の主役

昨日、近くの神社へ孫の七五三のお参りの申し込みに家内と行きました。今年七五三の孫娘は、小さい頃はおんぶや抱っこをしましたが、今では小学1年生になり、軽い腰痛を抱えるジーチャンにはその重みを支えることができなくなりました! 神社は、こんもりと…

"Steve Jobs" と 稀有(けう)の天才

今月中頃、「スティーブ・ジョブズⅠ」を読みブログに上げました。(「スティーブ・ジョブズⅠ」と "MACHINE OF THE YEAR")Ⅰ巻を読んで面白かったので、続きは原文(英語)で読んでみようと挑戦しました! 一冊にまとまったぶ厚いペーパーバック版の洋書では…

「スティーブ・ジョブズⅠ」と "MACHINE OF THE YEAR"

「スティーブ・ジョブズⅠ」(ウォルター・アイザックソン)を読みました。Ⅰ・Ⅱ巻合わせて900ページ近くもあって、今はやっとⅠ巻を読み終えたところです。本を読み始める前にスティーブ・ジョブズについて知っていたことは、アップルの創業者で、Macintosh…