定年後のゆる〜くたのしい日々

〜読書、語学、パソコン、音楽などをたのしむ日々のくらし〜

「市場は物理法則で動く」と「べき乗則」


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市場は物理法則で動く―経済学は物理学によってどう生まれ変わるのか?

相変わらずうだるような暑さ!

曇りだとなんとか出かけようと思うものの、ジリジリ照りつける日差しの下では散歩はありえへ~ん!

 

 

その暑い中、軽く爽やかな小説でも読んだらいいものを、どうしたわけかしち面倒臭い固い本を読んでいるのでした・・・

本のタイトルは「市場は物理法則で動く」(マーク・ブキャナン)!

 

 

図書館で面白そうな本を物色していた時、ふと目に入った本のタイトルに引き寄せられました!

多数の様々な企業や人がそれぞれの思惑で活動し、とらえどころのない市場の動き。

本のタイトルによると、それらの複雑な市場の動きがナント物理法則で把握できるって?

 

 

果たして本当だろうかと、半信半疑で読み始め、今のところ半分くらいまで読み進んだところ。

著者は米国の元物理学者、現在はサイエンスライター

主流派経済学の根幹である「均衡理論」では時折起こる金融危機の説明ができないことに疑問を抱き、経済現象はむしろ地震や気象現象のように「不均衡」を基とした物理法則を当てはめて考えるべきではないのかと提案するに至りました。

 

 

まだ、半分ほどしか読んでいないくてしっかり理解できていないながら、その中で興味を持ったのはべき乗則でした。

複雑な市場変動のパターンが、地殻における純粋に力学的なメカニズムと同じパターン、すなわち「べき乗則」を表している、というのでした!

 

 

べき乗則」とは、ウィキペディアによれば、「ある観測量Yが別の観測量Xのべき乗に比例する(Y=aXk)」という関係のこと。

たとえば、日本の市区町村の人口を多い順に上位1,000を並べたグラフを作成し、横軸と縦軸を対数化すると、ほぼすべての点が直線上に乗るという面白い結果が現れます。

 

 

つまり、個々人は自由な意思で住む場所を決定しているにも関わらず、集団としては一定の法則に支配されていると捉えることができ、このような「べき乗則」は社会生活・自然界においてよく見られるのだそうです・・・

 

 

自由自在の孫悟空、結局お釈迦様の手の平のうち?!