定年後のゆる〜くたのしい日々

〜読書、語学、パソコン、音楽などをたのしむ日々のくらし〜

「容疑者Xの献身」と AI 対決


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容疑者Xの献身 (文春文庫)

さあ次は映画でも有名な Stephen Kingスティーヴン・キング)の “The Body”(スタンド・バイ・ミー)を原作で読もう!と意気込んだものの・・・

 

 

アメンボが水面をスイスイ滑るような日本語読書の快感が忘れられず・・・

また、前回ブログのとおり東野圭吾白夜行」を読んだ面白さが忘れられず・・・

再び東野圭吾の「容疑者Xの献身」を手に取り読んでしまいました!

Stephen King はまたお預け!

 

 

容疑者Xの献身」は、これで直木賞を受賞したのもうなずける力作でした。

まったく予備知識がなかったので、しばらく読み進み一人の登場人物が現れたとき、アレッと思いました。

殺人事件を担当している刑事の友人の天才物理学者!

ガ リ レ オ !

 

 

ずっと以前にテレビドラマでチラッと見かけたのを思い出しました。

そうでした、主演の物理学者を演じていたのは、数式いっぱいの黒板の前に立つ白衣姿のハンサムな福山雅治

それからは、物語のイメージの中にずっと福山雅治が現れ続けました・・・

 

 

物語は、犯人と福山の手に汗握る知力の闘い!

犯人は最初から読者に知らされていますが、その裏のトリックは明かされていないので、福山の天才的な推理の一言一言を読者は舌なめずりしながら味わっていきます。

 

 

知力と知力がぶつかり合う知の格闘技!

まさに、AI(人工知能)と天才棋士との壮絶な将棋対戦さながら!

将棋の方ではAIが勝利を収めてしまうのですが。

ページ数が少なくなってくる頃、事態は思わぬ展開を遂げていきます。

アッ!なんと・・・

 

 

ただ、個人的な感想では、前の「白夜行」の方が面白かったように思います。

もう少し若かったなら圧倒的で天才的な知力にもっと惹かれたのでしょうが。

今は、知性より感性の方に思いをいたす今日この頃・・・

 

 

こんどこそ “The Body”(スタンド・バイ・ミー)?!