昨夜テレビニュースで「藤井聡太七段 棋聖戦第2局を制す」というテロップが流れ、身体に電気が走るのを感じました!
高校生棋士の最年少タイトル挑戦者としてマスコミに大きく取り上げられたのはほんのつい最近・・・
シニアの私なんかも若い頃から往年の最強棋士の対戦をその時々テレビで観戦してきました。
大山、中原、谷川、羽生、渡辺・・・
そして、今最も次の時代を担う実力者として期待されているのが、年若き藤井聡太七段!
第1局は、渡辺棋聖の得意とする矢倉戦となりましたが、藤井七段が最後ギリギリのせめぎ合いを制し先輩棋士たちを唸らせました。
今回第2局では、リベンジに燃える渡辺棋聖はまたしても矢倉で急戦を仕掛ける戦法を取りました。
そして、この第2局の中で、誰しも予想しなかったチョー想定外の指し手が藤井七段から2手出たのでした。
⚫︎5四金
通常、金は王の守り駒として王の間近に位置するもの。
その常識を取っ払って戦いの最前線5四にまで金が躍り出た!
当然、王の防御は不充分、いったん王が攻撃されることになれば、完全にお手上げ!
ところが、攻めに参加した金が大いに働き、王が攻められる前に勝利を得たのでした!
⚫︎3一銀
これは、敵方の角に狙われた自陣のもう一つの2二金を助けるため、持ち駒の銀を3一に打った手堅い差し手!
これこそ誰もが予想し得なかったチョー想定外差し手・・・
はたして最年少棋聖誕生となるか?!