「フリーソロ」と「エル・キャピタン」
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上の写真は、もう11年も愛用している iMac 起動後の画面!
もはや最新の OS をインストールできなくて「エル・キャピタン」止まり。
iPhone と iPad Pro でどうしても処理できないとき、この古い iMac は重い腰を上げ、おぼつかない足取りで自分に課せられた役目を着実にこなす老兵・・・
iMac の画面中央にそびえ立つのは、その OS 名の元となった「エル・キャピタン」!
高さ約1,000メートル、ロッククライミングの名所として知られている・・・
先月中頃、NHK BS で「フリーソロ」というドキュメンタリー番組が放映されました。
アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞などを受賞したとかで、内容も知らないまま録画しました。
そのまま半月見る機会がなく、ほとんど忘れかけた頃再生したのでした・・・
米国のある個性的なロッククライマーに密着し、彼の日々の行動を撮影したものでした。
小さい頃からクライミングに尋常でない興味を抱き続け、妻の協力を得ながら黙々と訓練に励むストイックな生活が描かれます。
なにより驚くのは、彼のクライミングの方法!
万一のための落下防止器具をいっさい身に付けない!
足を滑らせたときのためのロープを使いません!
シューズを履いた足と素手の指だけを頼りに、そそり立つ岩山を登るのです・・・
圧巻は映画の後半!
ほとんど垂直にそびえ立つ、高さ1,000メートルの一枚岩「エル・キャピタン」に命綱なしのクライミングで挑戦!
ほとんど凹凸がなく手足の取っ掛かりもない垂直の岩盤を、さながらヤモリのように張りついて移動。
少しでもバランスを崩せば、はるか地上に真っ逆さま・・・
足元を見下ろせばはるか下に小さく見えるヨセミテの樹木。
地上から望遠レンズで撮影しているカメラマンも、とても見ていられない、とカメラから思わず顔を背けてしまう。
地上から小さい点となったクライマーは、岩肌に縦に走るクラッキングに手足を固定し少しずつ上へ上へと登って行く・・・
かたずを飲み手に汗握る後半30分!!