定年後のゆる〜くたのしい日々

〜読書、語学、パソコン、音楽などをたのしむ日々のくらし〜

「日日是好日」(にちにちこれこうじつ)と「雨の音」


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日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ― (新潮文庫)

パラパラパラ・・・

ポツポツポツ・・・

庭の植木の葉を叩く雨粒。

 

「聴 雨」(雨を聴く)

床の間に掛けられた掛け軸。

 

シュンシュンシュン・・・

湯が沸き立つ茶釜。

お茶のお点前(てまえ)が始まる・・・

 

 

これは、「日日是好日」(にちにちこれこうじつ)(森下典子)の1シーン。

先日、地デジとBSテレビで続けて放映された映画「日日是好日」を見た後、ぜひ原作をと思って一気に読んだのでした。

 

 

この本の前に読んだのが「不夜城」(馳星周)シリーズ3部作。

新宿歌舞伎町を舞台にしたバイオレンス、ドラッグのドロドロ暗黒世界!

今回の本はそれとはまったく正反対!

 

 

当初お茶に関心がなかった女学生(作者)が、週に一度友達と近所の茶道を教えるおばさんの家へ通い始めます。

何度やっても覚えられない複雑怪奇・意味不明の茶道の手順に悩まされます。

歩き方、座り方からフクサ・茶碗・柄杓の扱い方や手順、それにお茶のたて方・・・・・

 

 

何度ももうやめようと思いながらもどうにか続けてきたお茶。

月日が経ち、社会に出て人生を重ねるうち、カタチだけだったお茶に徐々にその本質がたち現れることに・・・

 

 

雨の音、一瞬にして世界が開ける茶の道!!