定年後のゆる〜くたのしい日々

〜読書、語学、パソコン、音楽などをたのしむ日々のくらし〜

「不夜城」と「ワイルド・ライフ」


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不夜城 (角川文庫)

ションベンとヘドの匂いがする、飲み屋が連なる暗い通り。

北京語、上海語が飛び交う、食うか食われるかの無法地帯。

新宿歌舞伎町を舞台におのれ一人しか頼るもののない一匹狼・・・

 

 

久しぶりにワクワク時を忘れてページを繰る読み物に出会った!

不夜城」(馳星周)。

もう20数年前にベストセラーになった作品。

その頃は終日、週末、自宅でと仕事漬けの毎日で、映画化されたことからタイトルを知っていただけ・・・

 

 

先日、直木賞を受賞した「少年と犬」の抜粋が載った雑誌を図書館で読んだ時面白く思い、作者馳星周氏が「不夜城」を書いていたのを知り読んでみようかと思ったのでした。

少し読み始めるとたちまち、新宿歌舞伎町を巡る独特の世界が立ち現われてきました・・・

 

 

20数年前のことだし、また、フィクションなので実際の新宿歌舞伎町そのままでないのは当然でしょうが、リアルなひとつの世界がまざまざと感じられました。

弾丸やナイフが飛び交い力と力がぶつかり合い、一瞬の判断のミスで命を落としかねないギリギリの世界。

 

 

その時頭に浮かんでいたのは、以前に見た NHK BS「ワイルド・ライフ」で描かれていたハイエナの生態。

草原をさ迷い死肉を奪い合うハイエナたち・・・

 

 

都会の草原に繰り広げられる非情の世界!!