定年後のゆる〜くたのしい日々

〜読書、語学、パソコン、音楽などをたのしむ日々のくらし〜

「次世代を担う健やかな子供たち」と「もったいない」


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さわやかな四月の風に、散り残った桜の花びらが舞う公園の一角。
滑らかな石で造った大きなスベリ台を、大勢の子供たちが歓声を上げていっせいにすべり降ります・・・

 

昨日、孫たちを車に乗せ、広い公園に連れて行って遊ばせました。
青空のもと、思いっきり走り回り、腹をすかせて帰ってから、夕食を腹いっぱい食べる孫たち。
「そんなに食べると肥満になるぞッ!」と言っても気にしません。
まだ小学校低学年なので、食べたものは身長が伸びる方に消費されるので大丈夫ですが、もう数年も経つと肥満に気をつけないといけなくなります。

 

わたしを含む団塊の世代が小学生だった頃、食卓に並ぶ「おかず」の種類は今と違って少なく、空腹を満たすにはご飯を何杯もかきこむしかありませんでした。
その頃は、わたしも、また、周りの多くの人もガリガリに痩せていました。

 

小学校高学年の頃だったと思いますが、どこで知ったのか今では覚えていませんが、あるニュースに驚き、唖然としたのを覚えています!
そのニュースとは、「最近、米国ニューヨークでは、ダイエットが流行になっていて、肥満体を痩せて健康にするため、ダイエット運動がさかんに行われている」というのでした。

 

当時、周りで痩せているひとが多く、また、いつも空腹を感じていたわたしは、そのニュースを知ってこう思いました。
「貴重な食べ物を食べてせっかく大きなった体やのに、わざわざお金を払ろうて運動して痩せるんやて!アメリカではなんともったいないことをしてるんや!日本やったら考えられへんわ!そんなんやったら、最初から食べるの少なしといたらええんや!」

 

まこと正論です!(昔の自分をほめてやりたい!)
貴重な食べ物を無駄にすることなく、みんなに行き渡るように、また、健康でいられるように「腹八分目」でいいのです!

 

ところが、時が移り、時代が変わった現在、「昔のアメリカは今の日本」となりました! 
家庭の食べ残しの食材で一杯になるゴミ袋!
期限切れの廃棄食品で山盛になるコンビニのゴミ箱!
野良犬やカラスがあさりまわる外食店の残飯!

 

摂取しすぎた栄養は健康を損なう原因となり、製造しすぎた食品は処理しきれないゴミの山と化します!
かつて、小学生のわたしが驚いたニュースは、今ではきわめてあたりまえのことで、誰も驚かなくなりました・・・

 

「次世代を担う健やかな子供たち」を育てるキーワード「もったいない」!!