"Hacking"(ハッキング)とは、他人のコンピューターに不正侵入する、というおぞましい行為です。
これを取り上げたのは、米週刊誌電子版 "TIME" の特集記事 " 2016 Campaign HACKING THE VOTER"(米大統領選2016 有権者にハッキング)を読んだからです。
ようやく安定モード(Stable)になった、Android アプリが使える Chromebook Flip で、Android タブレットにして記事を読んだのでした。
来月の11月8日に予定されている米大統領選挙の投票日が近づくに連れて、米国内の様々なサーバーに不審アクセスし、直接的あるいは間接的に選挙に影響を与えかねない情報の漏洩・暴露などを引き起こす、"Hacking"(ハッキング)が増えているのだそうです。
そして、その "Hacking"(ハッキング)の背後には、ロシアの影が見え隠れするというのです!
これまで、"Hacking"(ハッキング)の被害を被っているのは、ひとり米国だけでなく、ヨーロッパ各国、カナダ、日本、それにジョージア(元グルジア)などの多数の国にのぼります。
ウクライナでは、選挙の数日前、選挙に関連した業務に使用しているコンピューター・サーバーが、"Hacking"(ハッキング)のためダウンしてしまいました。
また、フランスのテレビチャンネル「TV5 Monde」では、突然、それまでの画面が消え、かわりに「ISIS(イスラム国)の黒い旗」がなんと18時間も放映され続けました。
フランスとイギリスのインテリジェンス・エージェンシーの調査によると、そのしわざは ISIS(イスラム国)ではなく、ロシアが関与しているらしい、との見解でした!
では、このような"Hacking"(ハッキング)は、なんのために行われるのでしょうか?
米国などの選挙システムに "Hacking"(ハッキング)し、選挙がスムーズに行われることを妨げ、不安をいだき、いらだつ人々の選挙システムへの不信をあおります。
また、各国の極右政党の応援活動をし、安定政権に揺さぶりをかけようとします。
ロシアは、フランスの極右政党に多額の資金を提供したとされ、また、米国大統領選挙候補者のトランプ氏を応援しています。
西側諸国の人々に民主主義への不信を抱かせ、民主主義体制を根底から揺るがそうとしている、というのです!
年末に、安倍総理は、ロシアのプーチン大統領と北方領土問題などについて交渉を行う予定になっていますが、"TIME" の記事を読んだあとでは、ひ弱な「誠意」「真心」「信念」だけではとうてい太刀打ちできず、相当の覚悟をもって対峙する必要がある、という思いをあらためて強くしました・・・
"Hacking"(ハッキング)なんか大丈夫!? Chromebook!!