定年後のゆる〜くたのしい日々

〜読書、語学、パソコン、音楽などをたのしむ日々のくらし〜

知床のヒグマと老漁師


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先ほど9時からNHKスペシャルで興味深く感動的な番組を見ました。

「ヒグマと老漁師 ~世界遺産・知床を生きる~」!

知床の海岸に建てられた番屋を拠点にして、定置網漁業を営む漁師たちの代表の老漁師の姿を追うドキュメンタリー番組・・・

 

 

漁師たちの生活する海岸には毎日頻繁にヒグマがエサを求めてうろつき回ります。

北海道のヒグマは本州のクマより大型で凶暴!

テレビや本でも、想像を絶するヒグマの恐ろしさをあらわす数々の事件を伝えています。

 

 

体長優に2メートルを超える大型生物なのに、走る速度はナント60キロ!

人間の頭や顔面を引き裂く指から突き出た長い鉄の爪!

頭が良く、足跡を追っていると、いつの間にか背後に回られ襲われる!

・・・・・

 

 

画面を見ていると、知床の老漁師が海岸に立っている。

数十メートル近く大きなヒグマがエサを求めてウロウロ。

老漁師は、堂々とした体格とは言えすでに84歳・・・

 

 

老漁師は銃やほかの武器も身に付けていない。

襲われれば命を落とすのは間違いなし。

ヒグマはさらに老漁師の方へ近づいて来る。

危ない!

すでに逃げたところですぐに追いつかれてしまう距離・・・

 

 

ところが、老漁師は逃げるどころか、巨大なヒグマの方へ足を踏み出す。

突然、辺りの空気を震わせる大声!

コラッ!

ヒグマはきびすを返し山に向かって去って行く・・・

 

 

あり得ない出来事を画面で見たような不思議な感じに囚われました。

老漁師は、30年ほど前のある日、知らない間に近づいていたヒグマに驚いて思わず発した怒号でヒグマが退散したことから学んだのでした。

それから現在までヒグマによる事故は一度も起こっていないのだそうです・・・

 

 

番組の中で、ユネスコ世界遺産の調査隊がやって来る場面がありました。

調査隊の代表者は、米国の研究者でした。

屋外で調査隊と老漁師が話していると、3頭の大きなヒグマが近づいて来ました。

米国研究者をはじめ調査隊に緊張感がみなぎりました・・・

 

 

ヒグマが去って行った後、明らかに米国とは異なるヒグマと人との関係に米国研究者は興味を持ち、調査目的とは別に老漁師に普段のヒグマとの触れ合いについて次々と質問を投げかけることになりました・・・

 

 

ヒグマと人が共存する知床の海岸!!