定年後のゆる〜くたのしい日々

〜読書、語学、パソコン、音楽などをたのしむ日々のくらし〜

京都国立博物館 と 大阪万博


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京都の東山七条にある京都国立博物館で国宝の展示が催されています。
といっても、もう明日の26日が展示最終日!
縄文土器から始まり、空海の書」「源氏物語絵巻」「雪舟墨絵」「長谷川等伯襖絵」「尾形光琳屏風絵」などの国宝が、京都国立博物館の開館120周年を記念して展示されています。

 

土日は混雑するので、昨日の金曜日、家内と出かけました。
ずっと雨や曇りのすっきりしない天気が続いていたのが、昨日は少し風はあったものの空一面青空で、秋の京都を散策するには絶好の日和でした。

 

京阪電車七条駅で降り数分歩くと、遠くに京都国立博物館が見えてきました。
オヤッ!
なにやら人のかたまりが見えます!?
近づくと、広い敷地を有する博物館の門の入り口から歩道へと人の列が蛇のように長く連なっています!

 

平日なのにナゼ?!と最初は不思議に思いましたが、展示期間の終了3日前、列に並んでいるのは土日に関係ないお年寄りばかり(自分たちもその部類!)、おまけに外出にうってつけの好天気を考えれば納得でした。
入場待ちの列は、博物館外の歩道から始まり、博物館建物入口に続く広い敷地内をくねりながら続き、建物の中に入ってもまだ展示会場入口まで長くつながっていました。
最後尾に並んだときの待ち時間70分!

 

列に並びながら同じように並んでいる人たちを見ていると、長い待ち時間に耐えられるのかと心配になるほどかなり年配のお年寄りがたくさんいるのが見受けられました。
人のことを心配している場合ではありません!
わたしも軽い腰痛持ちなので、列に並んで待っている間、徐々に、腰が前に傾いていっているではありませんか!

 

少し斜めになった腰にだるさを感じながら、やっと展示会場入口にたどり着きました!
展示会場は1階・2階・3階にあり、展示順路は決まっていなくて好きなように自由に移動できます。
来場者があまり多くないときは自由に行き来できていいのでしょうが、昨日のように飽和状態を超えているようなときは、かえって展示室内に人が溢れかえり、室内や通路で動線がぶつかり合い、壁に沿った展示品が見える位置にたどり着くのに一苦労といった具合でした!

 

また、来場者のほとんどはお年寄りで、途中休憩するイスもあまり多くなく、展示会場に入ってしばらくすると、腰を下ろす場所を探してウロウロする人を多く見かけました。
そういうわたしも、だるい腰を休める場所を見つけるのに、国宝の展示品をじっくり鑑賞しているどころではありませんでした!(何しに行ったんだろう?!)

通路のイスに座って遠くの展示品に群がる人の群れをぼんやり眺めていると、半世紀近く前、大阪万博に行ったときを思い出しました!
会場内はどこもひと、ひと、ひとで、特にアメリカ館の「月の石」の前は何重にも人の波が取り囲み、石を見るのも一苦労!

 

それでも、当時は若かったので疲れもあまり感じませんでした。
もちろん、昨日訪れた博物館の展示は、大阪万博とは規模が違いますが、それでも、こちらが歳を重ねた分、展示室内に溢れる人の多さに疲れを感じたのです。

 

博物館を出たあと遅い昼食をもとめて
人のまばらな道を歩きながらホッと息をつく・・・