定年後のゆる〜くたのしい日々

〜読書、語学、パソコン、音楽などをたのしむ日々のくらし〜

「英語」と「ジャズ語」


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あいかわらずコリもせず、ジャズピアノをほそぼそと練習しています。
「ツー・ファイブ」のフレーズを何度も何度も弾いて、指で覚えるとともに、ジャズ独特の音の流れを、古くてカチンカチンに固くなった頭に叩き込んでいます!

 

団塊の世代の音感と言えば、中学・高校くらいからは、やれビートルズだ!やれサイモン&ガーファンクルだ!やれピーター・ポール・アンド・マリーだ!やれジョーン・バエズだ!(なんと古ッ!)と洋楽オンパレードでしたが、その前は「歌謡曲」一辺倒でした!(少なくともわたしは)

 

小学生の頃、よく耳にした曲は、フランク永井有楽町で逢いましょう」、藤島恒夫「月の法善寺横丁」、守屋浩「僕は泣いちっち」、春日八郎「お富さん」などなど。
また、家のラジオ(テレビがまだない頃)からはよく浪花節(なにわぶし)も流れていました・・・

 

子供の頃の耳にどんどん流れ込んだ音楽は、終生その人の音感の基礎となっているものです。
還暦を過ぎた今もコテコテの歌謡曲で凝り固まった耳と頭には、しゃれたジャズのフレーズを流し込んでも、うわべをサッと流れるだけで中まで浸透するのはむずかしいわけです!

 

これはちょうど、小さい頃から日本語の中で生活し、日本語で凝り固まった頭の状態で、突然、英語を話そうとするようなものです!
中学・高校で、少々の英単語を「豆単(まめたん)」(昔の受験用の簡易辞書、なつかしい!)で覚え、また、教科書や参考書で英文解釈をしたところで、英語を話すどころか、リスニングさえおぼつかないのです!
頭の中には、広くて整備された「日本語の道」が堂々と通っているだけで、「英語の道」はぺんぺん草に覆われてほとんど見当たらないからなのです!

 

ジャズの場合も英語と同じなので、「ジャズ語」と置き換えればわかりやすいでしょう!
「ジャズ語」のリスニングやさらにはスピーキング(すなわちアドリブ演奏)ができるようになろうとすれば、頭や身体の中に新しく「ジャズ語の道」を作らなくてはならないのです!

 

そのためには、単語・熟語(ジャズフレーズ)をコツコツ覚えたりしながら、なによりも「ジャズ語」のシャワーを大量に浴びて、「ジャズ語」が皮膚に染みつくくらいにならないとモノになるのはむずかしいと思います!
はたして、頭も固くなり、皮膚もカサカサになってきた熟年期に至って、新たな「ジャズ語」が身に付くのでしょうか?!・・・

 

十里の道も一歩から、目指せ「ジャズ語」制覇!!