定年後のゆる〜くたのしい日々

〜読書、語学、パソコン、音楽などをたのしむ日々のくらし〜

「モダン・ジャズの勉強をしよう」と「JJおじさん」


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家の本棚に、「JJおじさん」こと植草甚一の「モダン・ジャズの勉強をしよう」があったので、手に取ってパラパラページをめくっていると、なつかしい昔がよみがえってきました。

 

「JJおじさん」は、もう40年ほど前に亡くなりましたが、わたしたち団塊の世代が若かった頃、若者の人気の的でした。
白いあごひげを生やし、タバコをくゆらせ、いつも若者風の装いで、散歩・ミステリー・ジャズ・アメリカのペーパーバック・コラージュなどを愛し、いろいろな雑誌にコラムを書いていた自由人でした。

 

特に、ジャズは、49歳になって突然目覚め、半年で600時間ジャズのレコードを聴きまくったのだそうです!
また、60歳を過ぎてからニューヨークを訪れ、毎日古書店を巡っては大量の古書をかいあさったのも有名なエピソードです。
また、亡くなった後、収集していた4000枚のレコードは、散逸しないようにタモリがまとめて買い取ったのでした!

 

わたしがこの本「モダン・ジャズの勉強をしよう」を手に入れたのは、20年ほど前でした。
とある本屋で背表紙を眺めた時、「あっ、JJおじさんだ!」となつかしくて思わず叫んでしまいそうでした!
以前からジャズが好きでCDもよく聴いていたので買うことにしました。

 

家に帰りさっそく読み始めましたが、文章の内容が今ひとつピンときません!?
あちこち拾い読みしましたが、どこを読んでも腑に落ちないのは同じでした。
たとえば、ジャズの歴史を紹介するなかで、ピアノの演奏スタイルの違いやコード進行の変化などに触れたりするところなんかは、まったくスルーするしかありませんでした。

 

ところが、当時から20年を経た今、あらためて目を通してみると、本の内容が目からウロコのようにスラスラ頭に入ってくるではありませんか!
20年前は、CDはいろいろ聴いていても、ジャズ理論もピアノ奏法も全然知らなかったからです。

 

ここ十数年の間、数年の休止期間はあったものの、ジャズピアノを弾いてみようと一念発起し、ジャズ教則本をよんだりジャズピアノの独習に励んだりした成果がこんなところにも現れたのでした・・・

 

永遠に輝く「ジャズ」と「JJおじさん」!!