定年後のゆる〜くたのしい日々

〜読書、語学、パソコン、音楽などをたのしむ日々のくらし〜

中国人観光客 と バブルの夢


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先日、テレビを見ていると、出演者にこういうクイズが出され、オヤッと思い注目しました。
「最近、日本を訪れる欧米人が、皆一様に驚くことは何でしょうか?」
出演者はいろいろ答えましたが、正解者なし。
答えは「日本の観光地のどこも中国人でいっぱい!」


そう言えば、先月京都に行ったときも、あたりは中国語の抑揚のある声が飛び交っていました。
大阪の地下街も大きいスーツケースを引っ張って移動する中国人の姿をよく見かけます。

 

昨日は、高校の友人と旧交を温めに、久しぶりで和歌山市を訪れました。
和歌山に向かうJR阪和線の車両の半分は、途中分かれて関西空港を目指します。
関西空港行きの車両は、土産を詰め込んでいるのか膨れ上がったスーツケースをそばに置いた中国人で満席でした!

 

和歌山市内は、さすがに京都や大阪と比べ外国人観光客はあまり見かけません。
それでも、昨日市内をバスで移動中、一組の若い中国人カップルと乗り合わせました。
以前、テレビニュースで、パリのエッフェル塔の前で写真を撮る元気な中国人団体ツアーを見たことがあります。
日本だけでなく、今や、世界の観光地は中国人でいっぱいなのでしょう!

 

あッ、昔の日本もそんなときがあった、と思い当たりました!
バブル華やかなりしとき、繁華街や盛り場は深夜でも賑わい、また、円高の影響もあってどんどん海外へと繰り出した、今となっては夢のような時代がありました!

 

今から二十数年前のバブルの後半期、会社の節税対策だったのか、海外研修旅行が企画され、業界団体ツアーに会社から数名参加することになりました。
運良くその参加組に入ることができ、英仏独の欧州三カ国を訪れました。
研修が目的なので、観光地を訪れたのはわずかでしたが、それでも、行く先々で日本人を見かけないことはありませんでした!

 

また、ロンドンのホテルのロビーで眼にして驚いたのは、毎朝、毎朝、旗を持ったツアーガイドを先頭に日本人大体旅行の群れが、次から次へと入ってきて、広いロビーがすぐにいっぱいになったことでした。
そのとき、これじゃあ世界のどこも日本人でいっぱいだ、と思いました。
ちょうど、今の中国人と同じです!

 

中国は、バブルかどうか定かではありませんが、今や世界で経済の拡大が最も著しい国になり、世界中に活動の場を広げています。
日本の観光地に中国人があふれるのも道理です!

 

一方、日本は、バブル崩壊後失われた二十年を経験し、今は少し持ち直していますが、少子高齢化社会となった今では、バブル時の華やかさは夢のまた夢でしかありません!
昨日訪れた和歌山市も、子供の頃、市内の中心街はいつも人の波であふれていましたが、今や繁華街もシャッター通りと化し、閑散とした状態!
日が暮れると歩く人もほとんど見かけなくなりました・・・

 

あんなに通りを埋め尽くしていた人たちは、どこへ消えてしまったのだろう!!