定年後のゆる〜くたのしい日々

〜読書、語学、パソコン、音楽などをたのしむ日々のくらし〜

ノートパソコンの思い出(Dynabook から Chromebook へ)


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 最近 Chromebook を手に入れましたが、これ以外にわたしは今まで4台のノートパソコンを手に入れています。

 初めてノートパソコンを手にしたのは、はるか昔、今から26年前になります。 日本で、いや、世界で初めてのノートパソコン・ダイナブック(Dynabook J-3100SS)が、東芝から発売された時です。

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 A4ノートサイズ、2.7kg、19万8千円と当時としては軽量(?)またリーズナブルな価格(?)で世界のパソコン業界に衝撃を与えました。 わたしもご多分に漏れず、すぐに跳びついてしまいました。

 1989年(平成元年)当時、まだ Windows は出ていなくて、モニターの黒い画面にキーボードでコマンドを打ち込む MS-DOS の時代でした。 Windows が会社や個人に広く使われるようになるのは、1995年(Windows95)になってからでした。 アプリケーションソフトも限られていて、テキストエディター、ワープロ表計算、ゲームくらいだったように思います。

 わたしは家の中でしか使いませんでしたが、2.7kgは外で持ち運ぶにはかなり重いものでした。 当時、今で言う「ノマド」のように、海外までパソコンを携帯し各地のリポートを行う人もいました。 「インターネット」は、一般の通信手段としては当時まだなく、電話回線を利用した「パソコン通信」が使われていました。

 当時、「パソコン通信」の掲示板で、重いダイナブックを持った「ノマド」がミュンヘンの市庁舎前広場でリポートし、国際電話回線で送信されたテキストを興味を持って読んだ覚えがあります。 ほんとうにご苦労様でした!!

 その当時からみれば、今はまさに夢のようです!!

 でも、今から数十年先の世界から今を見れば、なんと遅れたダサいIT環境だったのか、と呆れることになってしまうのでしょう。

 

 わたしの2台目のノートパソコンは、IBMThinkPad 220でした。 乾電池で動き、手軽に携帯できる小型機でした。

 当時、IBMThinkPad は画期的な機種を次々に発表していて人気がありました。 ノートパソコン本体にプリンターを組み込んだ機種、フタを開けるとキーボードが左右に広がりながら浮かび上がる「バタフライキーボード」装備の機種、わたしが買った乾電池式の機種などなど。

 IBMThinkPad は安定した機能を持ち、「プロのツール」としても各方面で利用されていました。 わたしの会社時代でも、出入りしていた会計士がいつも持っていたのはIBM ThinkPad でした。

 後に、ThinkPadIBMから中国のLenovo に売却され、こんどは Panasonic の Let's Note がプロツールとして脚光を浴びるようになりました。

 

 3台目のノートパソコンは、SonyVaio C1 でした。 この3台目で液晶画面がカラーになりました。

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 A5サイズで携帯性に優れ、パソコンにカメラが搭載されたのはこの機種が初めてでした。 二十歳台のSony の若いチームが、ドキドキするようにおもしろくて遊べる画期的なノートパソコンを作ろう、というコンセプトで開発された機種でした。

 頭脳の柔軟な若者に自由に研究開発させて思いもよらない新製品を開発する、という Sony 本来の企業風土がまだ当時は生きていたのでした。 その後の Sony のたどった道はみなさんご承知のとおりです。

 この Vaio C1 は、出張に持ち運んだりしてよく使い込みました。 ハードディスクが故障した時も修理に持ち込むと6万円ほどかかるので、ヤフオクでハードディスクを3千円ほどで購入し、自分で分解して取り換え、その後もかなり使い込みました。

 

 4台目のノートパソコンは、Hewlett Packard 製で、会社に持ち込んで事務機として使いました。 社名に惹かれて手に入れたもので、特に際立った特徴はありませんでした。

 

 そして、5台目が ASUSの Chromebook Flip C100PA になります。

 この26年の間で、ノートパソコンは軽く、薄く、安くなり、さらに性能の差は隔絶の感があります。

  久しぶりに、ノートパソコンとともに昔を振り返り、感慨深いものがありました。