定年後のゆる〜くたのしい日々

〜読書、語学、パソコン、音楽などをたのしむ日々のくらし〜

YouTube タイムスリップ と タモリワールド

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前回 YouTube で、昔よく聴いた大西順子氏のジャズピアノ演奏に出会ったことを書きましたが、その後、YouTube を検索していると、思わぬ人にヒットしました!

 

YouTube 検索:「大西順子
 ヒット:「タモリ

 

20年余り前、BS放送で放映されたタモリのジャズスタジオ」YouTube にアップされていて、その番組の司会者がタモリ氏、アシスタントを務めていたのが大西順子氏だったのでした!
タモリ氏が学生時代にジャズ研にいたのは知っていましたが、大西順子氏からタモリ氏につながるとは意外でした。
タモリ氏のジャズについての軽妙なトークと、大西順子氏のプロプレーヤーとしてのコメントが抜群!

 

ゲストとして、ピーター・バカラン氏、林家こぶ平氏(現林家正蔵氏)、清水ミチコ氏などが登場し、ジャズの巨人マイルス・デイヴィスジョン・コルトレーンなどを取り上げ、また、ジャズが盛んだった頃の話題なども盛り込み、ジャズファンにはたまらない番組に仕上がっていました。

 

当時、BS放送を見ていなかったので番組の存在自体知らず、20年余り経ってはじめて YouTube で見たのでした!
何より画面に登場する20年余り前の人たちはみんな若く、ハツラツ、ピチピチ、キビキビ!
画面を見ながら、番組が放映された20年余り前、さらには、番組のなかで話題になったジャズがまだまだ元気だった50年ほど前へとタイムスリップしていました・・・

 

YouTube 検索:「タモリ ジャズ」
 ヒット:「笑っていいとも MJQと共演」

 

次に、タモリ ジャズ」YouTube を検索すると、「笑っていいとも」がヒットしました。
それも、プロのジャズメンとの共演!
今から30年近く前、お昼の番組「笑っていいとも」で、タモリ氏が、あの有名な MJQ と共演していたのです!
MJQ のメンバーに囲まれ、舞台中央でトランペットを吹く姿は堂々としたもので、マイルス・デイヴィス風のアドリブも披露し、タモリ氏の才能にあらためて感心しました。
当時、この共演があったことも知らず、30年近く経ってはじめて知ったのでした・・・

 

YouTube 検索:「タモリ ジャズ」
 ヒット:「タモリジャズライブ 早稲田大学稲門祭2010」

 

さらに、YouTube で検索を続けると、タモリ氏の学園祭でのジャズ演奏がヒットしました!
早稲田大学の稲門祭で、タモリ氏が、最初はスキャットで、次いで請われてトランペットで即興演奏をする様子が iPhone で撮影され YouTube にのせられています。
これは今から7年前、タモリ氏65歳、ジャズセンス健在!

youtu.be

YouTubeタモリワールドへタイムスリップ!!

大西順子 と「ラプソディー・イン・ブルー」

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www.youtube.com

昨夜、YouTube を開くと「あなたへのおすすめ」がズラッと表示されました。
ノートパソコンやタブレットの案内に混じって、ガーシュウィンラプソディー・イン・ブルーが入っていてオヤっと目を引きました。
たまにジャズピアノを YouTube で検索するからかなと思いクリックしてみました。

 

さわやかなバイオリンの音色が奏でられ、オーケストラの演奏が始まりました。
指揮者は、有名な小澤征爾氏です。
指揮者の近くに、普通の日本のオーケストラでは見慣れない人たちがいます。
黒人のベーシストとドラマー!
ピアニストの女性も、クラシックのピアニストと雰囲気が違っています。
テロップ:大西順子」!

 

なつかしい名前です!
二十数年前、彼女のデビューアルバム「WOW(ワウ)」をどういうキッカケからか忘れましたが、買って繰り返し聴きました。
日本人離れしたネイティブのような感覚を備え、ジャズ特有の不協和音を叩きつける演奏に圧倒されたのを覚えています!

 

その後、あまり聴かなくなり、彼女も引退したようなことを耳にしていました。
ネットをググってみると、やはり彼女は2012年に引退していました。
YouTube の演奏は、2013年です。
引退した彼女が、どうしてその翌年に演奏しているのか?

 

クラシックにもジャズにも造詣の深い作家村上春樹氏は、小澤征爾氏と音楽について対談し、本も出しています。
2012年、ジャズピアニスト大西順子氏を高く評価していた村上春樹氏は、彼女の引退公演に小澤征爾氏を招待しました。
すべての演奏が終わり、最後に大西順子氏が引退のあいさつをしたとき、突然、客席の小澤征爾氏が立ち上がり、「おれは反対だ!」と叫んだそうです!

 

翌2013年、小澤征爾氏が、長野県松本市で行われるサイトウ・キネン・フェスティバルへの参加を大西順子氏に呼びかけ、引退を理由に断る彼女を説得し、「一夜限りの夢の共演」が実現したのでした!
一時は引退した大西順子氏は、一昨年、復帰を果たし再びジャズ界で活躍しています・・・

 

YouTube の熱い演奏を聴いたあと、オンボロピアノに向かう初冬の夜!!