定年後のゆる〜くたのしい日々

〜読書、語学、パソコン、音楽などをたのしむ日々のくらし〜

定年後の生活 と「町なかの宇宙人」


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桜の花びらが風に舞い散り、今年の桜の見頃もはや過ぎようとしています。
来週からは小学校の新学年が始まるので、孫たちを連れて学用品の補充にショッピングモールへ行きました。
春休みとはいえ平日なので客の数はそう多くなく、同じように学用品を求めて子供連れで来ている人もチラホラいました。
そのような風景を見ていると、ふと感慨深い思いが込み上げてきました・・・

 

会社中心の生活を離れ定年後の生活を送るようになってすでに数年余りを経過し、こうした平日のショッピング風景も慣れましたが、当初は大いに違和感を感じたものでした。
なにしろ会社ではずっと事務職の内勤だったので、たまの出張などを除けば平日の真っ昼間に町なかに出ることはほとんどなかったのでした!
まるで「町なかの異邦人」!

 

高度成長期やバブル期を経験した世代なので、いったん朝早く家を出れば、毎日残業で明るいうちに会社から帰ることはなく、さらに土曜日も休日出勤は当たり前!
そのほとんどの時間を社内で過ごしていたのでした!

 

定年後、そういう生活から一変して「オールフリー」の生活を経験することになりました!
そして、平日の昼間町なかを歩いていると、決まってなにか後ろめたいような居心地の悪さを感じたものでした。
真っ昼間からこんなところでブラブラしていてはダメ、一刻も早く職場に戻らなくっちゃッ!(定年になってもう戻る職場がないにもかかわらず)
まるで間違って土の中から突然明るい外へ出て戸惑っているモグラのよう!
「町なかの異邦人」と言うより「町なかの宇宙人」?

 

町なかで感じたのは、ブラブラしているという罪悪感、と同時に、すべての束縛を免れたという解放感!
ちょうど、何十年にもわたる刑期(もちろん想像上)をやっと終え、はじめてシャバに出たときのような戸惑いとそれをしのぐ強烈な喜び!

突然宇宙の彼方の星から地球の町なかにおっぽり出された宇宙人のよう!

間違いなし「町なかの宇宙人」!

 

突然孫に手を引っ張られハッと気づくと、ショッピングモールの文房具売り場の前にいる自分を発見したのでした・・・

 

自由に充たされ町なかをさまよう宇宙人!!