定年後のゆる〜くたのしい日々

〜読書、語学、パソコン、音楽などをたのしむ日々のくらし〜

「幕末史」と「ポストコロナ」


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幕末史(新潮文庫)

「幕末史」(半藤一利)を読み終えたところ!

文庫本で500ぺージの分厚さだったので、読み始めるとき最後まで読み通せるか心配でした。

が、いったん読み出すと、おもしろくてグイグイ引っ張られ、あっという間に最終ぺージ!(実際は半月近くかかったのでした)

 

 

内容は、ペリー黒船来航に端を発し、開国か鎖国かで日本全体が揺れに揺れる激動の幕末から明治の初め、西南戦争までのノンフィクション。

関ヶ原の合戦以来、押さえつけられ虐げられて来た外様の長州藩薩摩藩が、機会到来と朝廷を味方に徳川幕府を倒そうと謀ります。

こういうのは、これまで司馬遼太郎氏の歴史小説のいくつかで読んできたところ。

バラバラに読んだ知識がワンストーリーにオサライできたのも収穫のひとつ!

 

 

「幕末史」のほか、これまで読んだ大きな歴史の変わり目を描いたいくつかの本、

 

天下分け目の関ヶ原の戦いを描いた「関ヶ原」(司馬遼太郎

豊臣から徳川へと完全に時代が移り変わる大阪冬の陣・夏の陣を描いた「城塞」(司馬遼太郎

太平洋戦争終結を描いた「日本のいちばん長い日」(半藤一利

 

 

地震を起こす地殻変動のように、長く安定した時代が続くにつれ徐々にヒズミが積み重なり、ついに溜まりに溜まったエネルギーが爆発し、大地がきしみ引き裂かれるように、ひとつの時代から次の時代へと移り変わる生みの苦しみ!

 

ふと、コロナに翻弄され、政府をはじめ日本国中右往左往する今も、同じような時代の変わり目なのだろうか・・・

 

 

はたしてポストコロナはどうなるのか?!