このところ音楽から遠ざかっています。
特にピアノにはもう三ヶ月近く触れていません。
今までも寒い冬になると氷のように冷たいピアノ部屋(エアコンなし)に入ることも少なかったのですが、今は家のリフォームで物理的に遮断されています。
もともとシニアのつたない弾き方なのに、練習できないとなると今までやっと覚えたことが日に日に忘却の沼に沈んでいきそうでとっても不安!
少しずつ落ちていく砂時計の砂のように、過去の蓄積がどんどん減っていき指も動かなくなり・・・
そういう中、今朝、NHK BSで「漂泊のピアニスト アファナシエフ もののあはれを弾く」(再放送)を見て、久しぶりに音楽の世界に浸りました。
旧ソ連で生まれ育ったアファナシエフは、3歳のある日、森の静寂に心打たれ、12歳で音楽に開眼しました。
その後、自由を求めて家族、友人と別れ一人フランスに亡命し、各地で演奏活動を続けました。
若い頃から日本の能や古典作品にも興味を持ち、さらに、「もののあはれ」や「間(ま)」をクラシック音楽で表現しようとしました。
番組中、晩秋の京都の寺で奏でるアファナシエフのピアノ演奏を聴いて、久しぶりにピアノっていいなあ、と感じ入ったのでした・・・
14日午前0時30分にまた再放送!!