定年後のゆる〜くたのしい日々

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「NHK杯テレビ将棋トーナメント」と「羽生マジック」


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たった今、NHK杯テレビ将棋トーナメントを見終わったところ・・・
今日は、羽生九段と豊島王将・棋聖の対戦ということで初めからじっくり観戦していました。
折しも昨夜、藤井七段が強豪渡辺棋王を破って昨年に続き朝日杯を連覇したニュースがネットや今朝の朝刊を賑わせていたところ。

 

このところ毎日、iPad Pro 2018 を使って Windows をリモート・コントロールして将棋ソフト「ボナンザ」で対戦していたので、一旦冷めていた将棋熱がチョロチョロ燃え出したところだったからなおさら画面にくぎ付けでした!
解説によると、今流行りの角換わり腰掛け銀の戦型で羽生九段の方から積極的に勝負を仕掛ける展開になりました。

 

どちらを持つかとなると、豊島王将・棋聖の最近のめざましい活躍ぶりを応援してもいますが、今日の対戦ではやはり羽生九段を応援せざるを得ません。
なにしろ羽生九段は彼の十代の頃からずっと応援して見続けてきた棋士であり、なんといっても今から30年余り前、同じくNHK杯テレビ将棋トーナメントで出たあの「羽生マジック」をリアルタイムで見ていたからなおさらです!

 

当時解説者だった今は亡き米長永世棋聖も思わず声を発し唸らせた一手!
伝説の「5二銀」!!(写真上)
飛車でも金でも取れるまったくのただの捨て駒にしか見えない5二銀打ち!
ところが、それを取ると1四からの角打ちで即詰み!
取るに取れない光り輝く「5二銀」!

 

最近は無冠になり精彩を欠き気味の羽生九段ですが、往年の「羽生マジック」を期待してテレビ画面を見守りました。
出だしから大きな差はなくとも羽生ペースのように見えました。
中盤になって豊島王将・棋聖の巻き返しの攻めが始まり、羽生方の王将目掛けて桂馬二つを駆使して攻めかかります。
羽生方は、王手金取りを物ともせず飛車を攻めて応酬します。

 

息詰まる熱戦!
一手違いの勝利を目指して両者白熱の攻防!
さすが実力者同士のつばぜり合い!
一瞬たりとも目が離せません!
勝負は最終の大詰め!

 

そのとき、
プルル〜ン、プルル〜ン、プルル〜ン・・・
電話が鳴りました!
反射的に立ち上がり廊下の受話器を取りました。

 

よくある売り込みの電話でした。
ゴチャゴチャ言うのを適当にあしらい早々に受話器を置きました。
今はそれどころではありません!
一刻も早くテレビの前に戻らなくてはなりません!
テレビの前に駆けつけました。

 

画面に目をやると、両者が頭を下げていました?
ムムッ、なんなの?
なんとなんと、ちょうど勝負が終わったところだったのでした!

なんてタイミングの悪い電話だ!


羽生九段の勝利でしたが、なんともやりきれない不完全燃焼のくすぶった思いだけが残りました・・・

 

往年の羽生九段を凌ぐか藤井七段!!