定年後のゆる〜くたのしい日々

〜読書、語学、パソコン、音楽などをたのしむ日々のくらし〜

ストラディバリウス と iPad Pro 2018


スポンサーリンク

f:id:OLD_FRIENDS:20181212150154j:plain

上の写真は、iPad Pro 2018 にインストールしたアプリ SideBooks で、新聞の切り抜き記事を集めた電子版スクラップブックを開いているところです。
ページをめくったところは、平成22年6月8日の日経新聞に掲載されたヴァイオリニスト千住真理子さんのインタビュー記事です。

 

iPad Pro 2018 で操作すると紙のようにページがめくれ、拡大縮小もなめらか、思いのままですっごーく便利!
一度 iPad Pro の画面に指が触れたときのヌルヌル感を経験すると、もうほかのタブレットには移れなくなってしまう!
繊細な画面は超キレイ、4つのスピーカーから流れる音は超クリア、強力な磁石で Smart Keyboard Folio にガッチリ固定され iPad Pro 2018 はキャパをフルに発揮!

 

電子版スクラップブックは、自前で PDFファイルにして作っていました。
まず、これと思った記事をハサミで切り取り、プリンターのスキャナー機能を使ってPDFファイルにします。
次に、iMac のアプリ「プレビュー」で前に作成した PDFファイルに新しいPDFファイルを追加し、次々とスクラップブックのページ数を増やしていきました。

 

最近では、iPhone で記事を撮影し Evernote に送るようにし、記事を切り抜いてスキャンしたりPDFファイルに追加する手間を省いています。
Evernote の「新聞」というタグをタップすればそれまでストックした記事がサッと一覧できて便利だからです。

 

8年前にこの記事をスクラップしようと思ったのは、あの世界的に有名なヴァイオリンの名器ストラディバリウスを千住真理子さんが持っていることに注目したからでした。
そして、先日 iPad Pro 2018 を手にして久しぶりで SideBooks でスクラップブックをめくっているとこの記事が目にとまりました。

 

興味を持ってネットで千住真理子さんとストラディバリウスについてググっていると、千住真理子さんのお母さん千住文子さんが「千住家にストラディバリウスが来た日」という本を出しているのを知りました。
2005年に発行された本で図書館にあったのでさっそく借りて読みました。

 

日本画家・作曲家の兄二人とバイオリニスト真理子さんの千住三兄弟の母親として、子供たちの教育や進路に喜んだり悩んだりする様子が愛情豊かに描かれていました。
そして、ストラディバリウスが千住家にやって来た経緯もくわしく書かれ興味深く読みました。

 

ストラディバリウスが千住真理子さんのところにやって来たのは、単に新しい楽器を買ったということだけではなくて不思議な因縁によるものだったのでした!
まだ、千住真理子さんがストラディバリウスのことなんか、手に入れることはおろかまったく気にもかけていなかった20年ほど前のこと。

 

寝たきりで介護を受けていた真理子さんのお祖母さんがある日唐突にベッドでつぶやいたそうでした。
「真理ちゃん・・・あのバイオリンのストラディバリウス・・・ヨーロッパのどこかに隠れてるのよ・・・今にきっと、ここへやって来る。待っていてね」

 

それから20年が経過して、その言葉どおりスイスの大富豪が亡くなった時、ストラディバリウスをひそかに隠し持っていたことがはじめて世に知らされました。
そのとき、たまたま真理子さんの知り合いの楽器ディーラーが別の要件でスイスを訪れていて真理子さんに電話で伝えたそうです。
稀少で高価なストラディバリウスなんか自分には関係ない、と思った真理子さんでしたが、ひと目見るだけでもとその時伝えました。

 

ストラディバリウスは、300年前のイタリアで作られた稀少な名器だけあってその値段も法外なものです。
億単位は当然ですが、オークションにかけられると桁がまた一つ上がってしまいます!
とてもとてもそんな額は揃えられません。
また、ヨーロッパにはストラディバリウスを欲しいと思っている大富豪や演奏家がたくさんいます!
どうころんでも手に入れることはおろか日本に送られてきて一目見ることすら夢のまた夢なのでした。

 

そんな不可能だらけの中、そのストラディバリウスは日本に送られて来て、ついには千住真理子さんのものとなるのでした・・・

 

iPad Pro 2018 は IT機器のストラディバリウスやで〜!!