先日、FIFA 、8強を目の前にして日本チーム敗退!
昨夜、ウィンブルドン、4強を目の前にして錦織敗退!
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重苦しく蒸し暑い部屋の空気を一掃しようと、窓を開けて朝の風を取り入れ、バッハの「平均律クラヴィーア曲集」CD を流しました。
日の光が木の葉の間にキラキラ輝くように爽やかで歯切れのよいピアノの音が部屋に満ち溢れました。
これをぜひ自分の弾くピアノで再現してみたい、という思いが湧き上がってきました!
ターゲットは「平均律クラヴィーア曲集第1巻第1番ハ長調」!
素人耳にはシンプルで弾きやすそう、しかも深い味わいがあって申し分なし!
ところがどっこい、そうは簡単にはいかないのです!
シニア近くの年齢になって生まれてはじめてピアノの鍵盤に恐る恐る触れるようになってからピアノ(特にジャズピアノ)の独習を始めたモノにとって、目の前は果てしなく広がる闇の世界!
少しずつ足を進めるにも、どの方向にどういう道順で向かうかが問題!
独習なので、自分自身はプレーヤーと同時にプレーヤーを導くコーチの役割もしなくてはなりません!
こういうときに役立つのが長年の経験!(シニアの持ち玉はこれしかない!)
ピアノ自体はもちろん経験がありませんが、趣味であれ仕事であれ、ある案件・物件に習熟しようとする場合共通するアプローチ方法があります。
むずかしいことではなく、あたりまえで常識的なことです。
「理論」と「実践」!
言い換えれば「頭の理解」と「体の慣れ」!
①まず、案件・物件の資料にできるだけ多く目を通し、おおざっぱにその姿や形・特徴・歴史・方向性などを把握し、頭で理解します。
②次に、おおざっぱな頭の知識をもとに練習の方向性・順番を決め、長く地道な肉体の訓練に入ります。
①と②は並行して行なった方が効率的。
①はおおむね短期間でモノにできますが、問題は②です!
②は繰り返し・反復によって体に覚え込ませる工程ですが、これがなかなか一筋縄ではいきません。
体はなかなか覚えが悪くちょっとやそっとでは覚えてくれません!
特に年をとるにつれてその傾向がますますはげしくなります!(Don't Give Up!)
英語(外国語)の場合、英文法はひととおりさらえても、英文をスラスラ逆戻りせずに英語のまま(日本語に訳さずに)読んで理解できるまで、また、英語のニュースを聞いて瞬時に理解できるまでには、膨大な時間(英語を読んだり聞いたり)が必要です。
要は、うまずたゆまずコツコツと一歩一歩足を前に出すことしかありません!
教則本や楽譜を広げ、気ぐらいが高く気分屋ですぐにへそを曲げてしまうピアノと格闘する日々が続きますが、教えてもらったり相談したりできない独習はいかんせんつらいものです!
こういうときに助けとなるありがたいものがあります!
自分一人の練習意欲も減退し、また、進むべき方向も見失いがちなとき、「よっしゃ!もういっぺんがんばってみるか!」と勇気づけてくれるもの!
YOUTUBE(ピアノ演奏)!
プロではないが、自分よりはずっと上手なプレーヤーの演奏を視聴すると自分もあんなに弾いてみたい、と新たな勇気や意欲がフツフツと湧いてきます・・・
簡単な曲からコツコツと、むずかしい曲は弾けませ〜ん!!