定年後のゆる〜くたのしい日々

〜読書、語学、パソコン、音楽などをたのしむ日々のくらし〜

ジャズピアノ と「裏拍」(オフビート)


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やっと風邪が治り、通常の生活に戻ることができました。(ヤレヤレ)
これからは、また風邪を引かないよう湯冷めには十分注意!
深夜の凍りつくほど冷えきった部屋でのピアノ練習は絶対禁物!
暖かい午後にすること!

 

ということで、天気の良い午後のひととき久しぶりにピアノに向かいました。
練習しているのは、昨年の「枯葉」(Autumn Leaves) にかわって「朝日のようにさわやかに」(Softly,As In A Morning Sunrise) のテーマ!

 

右手のメロディーは一応弾けるようになったのですが、左手のコードがまだスムースにキーを押さえるほど覚えていません。
早くテーマを終えて、我流でヘタながらもアドリブの自由な世界に飛び立ちたくてムズムズしています!
やはり、列を整然と組んで規則正しく行進するより、野原をところかまわず自由に走り回る方がよりストレス発散になり解放感に満たされます!

 

こうして、ヘタの横好きで少しずつでもジャズピアノに取り組むようになってから、ジャズのCDの聴き方が変わってきたように思えます。
より深く味わえるようになったと感じています。

 

以前は、それまで耳にしてきたポピュラーミュージック、フォークソング、歌謡曲、演歌、ロック、クラシックなどいずれの音楽とも異なるジャズの不思議な音の連なりに「しびれる」ほどの魅力を感じていた反面、そのような魅力がどこからきているのかは全く分かりませんでした。

 

この「しびれる」というのは比喩ではなく、ジャズのアドリブでひんぱんに現れる「不協和音の高みから一気に協和音へと落下するフレーズ」は、ちょうどエレベーターが一気に下降するときに思わず目をつぶってしまうキューンという感じの再現のようなのです!(最近のエレベーターでは感じることがほとんどなくなりましたが、昔のエレベーターではいつも乗る時に身構えたものでした)

 

ジャズの仕組みが多少なりとも分かりかけてきたのは、教則本などで、ジャズ特有のコード進行やスケール、それにジャズで多用される不協和音(テンションやブルーノートなどを知ったのはもちろんですが、それにもまして、ジャズの建物の柱となる存在を知ったことでした!

 

その正体は、ジャズ独特のリズム感!
そして、そのリズムをジャズたらしめているのが、「裏拍」(オフビート)の存在!
4拍子(4ビート)で、一般的に日本人のリズム感では、アクセントが1拍と3拍にきます。(表拍)
ところが、ジャズのリズムでは、アクセントをつけるのは2拍と4拍なのです。(裏拍)
さらに、2拍と4拍のそれぞれ4分音符を8分音符の二つ(表拍と裏拍)に分け、2拍裏と4拍裏にアクセントをつけると、さらにうねるようなグルーヴ感が増します!

CDでジャズの曲を聴く時、カウントをとりながら、2拍(あるいは2拍裏)と4拍(あるいは4拍裏)を意識し、ピアノ・サックス・ベース・ドラムなどがどういう風にその裏拍に絡んでいるか考えて耳をそばだてるのも面白いものです・・・

 

エアードラムで「オフビート」を叩け!!