定年後のゆる〜くたのしい日々

〜読書、語学、パソコン、音楽などをたのしむ日々のくらし〜

深まる秋 と 不思議の国のジージ


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朝晩めっきり涼しくなってきました。
涼しいと言うより肌寒いくらいです。
季節は、少しずつ目に見えないながらも確実に移り変わっています。
太陽の周りを回る地球の地軸の傾き具合で、地表に届く太陽光の熱量が増減するからですが、なんとも不思議な感じがぬぐいきれません!
理屈と現実の肌感覚が隔たっていてしっくりこないからです。

 

子供の頃、確かマンガ本だったか、「地球は丸い」と書いているのを読み、不思議に思い表に飛び出しました。
家の前に立って、できるだけ遠くの景色を眺めましたが、どこまでも地面は平らに連なっています。
自分が立っている地面は、本当に曲がっているのだろうか、としばらく立ち尽くしました。

 

後に、宇宙から撮影された地球の映像を写真やテレビの画面で目にすることになりましたが、それでも、あの青い球体の表面を自分が歩いているとはなかなか実感できませんでした!
「地球は丸い」ということは、アメリカやメキシコの人たちは、自分たちとは上下が逆の「さかさま」の世界で生活していることになります!
まるで異次元世界!

 

万有引力とかの理屈は分かりますが、改めて考えてみると不思議なことです!
第一、万有引力がどうして起こるのかもまだ解明されていません。
ついこの間、ノーベル賞の受賞につながった重力波に関係するそうですが、それもやっと重力波の存在が観測されたに過ぎません。

 

毎日、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌・書籍・インターネットなどから洪水のように発信される多岐にわたる情報の渦の中にいると、世の中で起こるすべてのことが分析され、意味付けされ、味付けされ、視聴者や読者に分かりやすく提供されるので、「すべてが自明」と錯覚しがちになります。
しかし、その「自明」の薄皮を剥がせば、途端に「不思議」の世界が現われます!

 

そう言えば、現代の物理学では、空間はくねくね曲がり、時間は早くなったり遅くなったり、異次元世界がいくつもこの世界の片隅に組み込まれていたり、と理解不能なことだらけです。
そうなんだ!
この世界は「不思議の国」だったんだ!

 

落葉の下、物思いにふける「不思議の国のジージ」!!