定年後のゆる〜くたのしい日々

〜読書、語学、パソコン、音楽などをたのしむ日々のくらし〜

保津川下り と 古都への舟旅


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昨日の日曜日、久しぶりで孫たちから自由になれたので、家内と京都の保津川下りに出かけました。
9月に入り、さすがに朝晩は少し涼しくなり、日中も暑さが大分ましになってきたこともあって、せっかくのチャンスを生かすため出かけることにしました。
保津川下りのベストシーズンは、何と言っても春の桜と秋の紅葉の時期なのですが・・・

 

ベストシーズン中に保津川下りをするには、4時間待ちの覚悟が必要なのです!
少しは涼しくなったとは言えまだまだ残暑が厳しい今の時期では、おかげで待合室で10分ほど待つだけで乗船できました!

 

亀岡から嵐山まで船で下る所要時間は、1時間40分でした。
思っていたより長い舟旅でした。
最近の降雨量の少なさから川の水位が下がり、流れの速さも遅くなっているからでした。
水量が多く流れが速いときは、半分の時間で下ってしまうそうでした!

 

川の水量が少ないことから、急流下りの迫力は想像していたものよりも穏やかでしたが、それでも、水しぶきを顔に受け、川底の岩がゴツンゴツンと船底にぶつかりながら、小さな滝のような早瀬を滑り降りていくスリルは、年配者には十分でした!

 

岸辺に佇むシラサギやアオサギの姿も船から眺めることができました。
川の流れや両岸を眺めながら、ふと、江戸の時代でも同じ眺めだったんだろうと思いました。(途中で何度も出くわすトロッコ列車やJR電車の姿を除いては)

 

車のなかった江戸時代には、人や荷物を運ぶのに水運がよく利用されました。
奥の細道」などを著した芭蕉もよく舟に乗っていました。
運搬に便利な水運ですが、川を下った舟をもう一度川上に戻すには大変な労力を要しました。

 

保津川を挟むように迫る山手の一部に細い道が連なっていました。
すべて人力で行っていた昔、保津川を下った後、舟を綱に結び、数人で川上へと延々と引っ張る船頭たちが歩いていた道のなごりなのだそうでした。
また、舟を引っ張る綱が岩肌をこすり続けたあげく、表面にえぐられた直線が残っている岩もありました!

 

江戸の旅人になりきって楽しんでいたしばしの舟旅も、亀岡から京都に入り、嵐山で終わりとなりました・・・

 

スリルに満ちた古都への舟旅を満喫!!