定年後のゆる〜くたのしい日々

〜読書、語学、パソコン、音楽などをたのしむ日々のくらし〜

グッピー と「生きとし生けるもの」


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小学一年生の孫娘は、生き物が大好きで虫なども怖がらず興味を示します。
先日、玄関が騒がしかったので二階から下りていくと、孫娘が、遊びに行った近所の家でグッピーをもらいビニール袋に入れて持ち帰ったところでした。
よほど熱心にグッピーの水槽に見入っていたのでしょう。

 

しばらくバケツに入れていましたが、弱らない内に早くポンプ付き水槽に移さなくてはいけません。
「じいちゃん」の仕事がまた一つ増えました!
孫たちも、最初のうちはエサをやったりしましたが、そのうちにグッピーに特別興味を示さなくなりエサやりも忘れるようになりました!
エサやり、水道水のカルキ抜き、水槽の水交換など一連の作業がすべて「じいちゃん」の仕事になってしまいました!(ヤレヤレ)

 

数十年前、まだ孫たちがこの世に現れていなくて娘達も小さかった頃のある夜、残業を終えて家に帰り、玄関で靴を脱いでいると、小さな塊が転がってきました!
驚いて見上げると、生まれてまだ何日も経っていない子犬がコロコロ手にまつわりついてきたのでした!

 

甲高い鳴き声を上げ、さかんに差し伸べた手をペロペロ舐めたり咬もうとしたりします。
娘達が子犬を欲しがっていたので、家内がもらってきたのでした。
それから、しばらくの間、娘達は子犬の世話を熱心にしていましたが、やがて、子犬の散歩はわたしの仕事になってしまいました!(娘も孫もおんなじじゃん!)

 

孫娘がもらってきた5、6匹のグッピーの中に、1匹お腹の大きいグッピーがいました。
卵を生むかもしれないというので、水槽に水草を入れ、毎日観察していると、ある日、お腹の大きかったグッピーが水槽の底に沈んで死んでいました。
卵を産み付けた後、命が燃え尽きてしまったのか、また、卵を抱えた大きなお腹を他のグッピーたちに突っつかれて死んだのか分かりませんでした・・・

 

それから数日後、水草の回りに、ゴマ粒ほどのちっちゃな赤ちゃんグッピーが10匹ほどチョロチョロしているのを見つけました!
やっぱり、あの底に沈んでいたグッピーは卵を産んでいたのでした!
孫娘は、グッピーをもらったときに、赤ちゃんグッピーが生まれたら、他のグッピーと別にしないとすぐに食べられてしまう、と教えてくれたと言いましたが、面倒なのでそのままにしていました・・・

 

数日後、あんなにたくさんいた赤ちゃんグッピーが見当たりません!
水槽を覗き込んでも、1、2匹が水草の回りで泳いでいるだけです!
やっぱり、そのままにしておいたので、他のグッピーのエサになってしまったのでしょう!
孫娘も、赤ちゃんがいなくなった!と悲しそうに水槽を覗き込んでいました・・・

 

その翌朝、いつものように水槽のフタを開け、エサをパラパラまきました。
グッピーは、狂ったように水面めがけて突進してきます!
む、む、む・・・?!
底の水草の辺りに、何かが動いています?!
グッピーの赤ちゃんでした!
それも、10匹ほどが、少し大きくなってみんな無事に泳ぎ回っています!
水草の中にじっと隠れていたのでした!

孫娘が、元気に泳ぎ回る赤ちゃんグッピーを見て喜んだのは言うまでもありませんでした・・・

 

「生きとし生けるもの」の大切さを知った初夏のある朝!!