定年後のゆる〜くたのしい日々

〜読書、語学、パソコン、音楽などをたのしむ日々のくらし〜

「北海タイムス物語」と 熱い熱い物語

北海タイムス物語

前に木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか「七帝柔道記」などを読んだとき、面白くてしようがなかったので、最近、新聞の書評で、作者の増田俊也氏の新刊が出たのを知り、すぐに購入し読みました。

 

北海タイムス物語」(増田俊也)!
やはり、期待を裏切らず、読み始めるとグイグイ引き込まれ、一気に読み終えました!
「七帝柔道記」では、北海道大学の柔道部での、来る日も来る日も厳しい練習に明け暮れる地獄のような日々と、それでいて、固い絆でつながっている先輩や同僚との熱い熱い交流が、自伝的小説として著されていました。

 

作者は、北大を中退した後、今回発表した小説の舞台となった北海タイムス社で記者として勤めました。
それだけに、作者の新聞社での体験がてんこ盛りに詰め込まれていて、新聞制作工程の細部に至るまでリアルに表現されています!
これが、「七帝柔道記」に続く自伝的小説としても読むことができるゆえんです。(もちろん、主人公の設定などあちこち変わってはいますが)

 

東京出身の主人公は、新聞記者に憧れ、新聞社の入社試験を次々受けますが、軒並み失敗した挙句、やっとのことで東京から遠く離れた北海道タイムス社に受かりました。
ところが、研修を終えたあとの配属先が、憧れの取材記者ではなく地味な内勤の整理部に決まり、一気にやる気をなくしてしまいます!
勤務時間は長く仕事はきついし、給料は安いし、先輩や同僚は変わった人ばかりだし、早くも転職を考えます!

 

これを読んでいる時、自分の入社した頃のことを思い出しました。
やはり、最初からあまり意にそぐわない就職先で、毎日通いながら、いつ辞めようか?もう辞めようか!とばかり思っていました・・・
今から思うと、誰しも悩み通る道なのでしょう。
幸いわたしは、定年まで職務をまっとうすることができ、それに満足しています。

 

はたして、失意に悩む主人公は、この先どうなるのでしょうか?!
熱い熱い物語の始まりです・・・

 

割付・見出しなど新聞の見方が一変する熱い熱い物語!!