読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

定年後のゆる〜くたのしい日々

〜読書、語学、パソコン、音楽などをたのしむ日々のくらし〜

軍艦島(ぐんかんじま)と「端島(はしま)の女」

f:id:OLD_FRIENDS:20170503132009j:plain

ゴールデンウィークまっただ中!
日本列島全体が大移動の渦で溢れています!
「毎日がウィークエンド」の定年後の生活を送る身にとっては、どこも渋滞のこういうときは、甲羅の中にすっこんだ亀のようにじっとし、連休の嵐が過ぎ去り、再び静けさが戻ってからのそのそと動き出すのがよいのでしょう。

 

このところ、西木正明氏の作品を続けて読んでいて、短編集「凍れる瞳」(西木正明)を読みました。
短編小説4編が収められていて、その中で、端島の女」に注目しました。

 

端島とは、軍艦島とも呼ばれる長崎半島の端の小さな島です。
明治時代に石炭の採掘が始められ、炭鉱夫やその家族が大勢住むようになリ、大正時代には日本で最初の鉄筋コンクリート造の集合住宅が建てられました。
島の姿が「軍艦」に似ていることから、いつしか軍艦島と呼ばれるようになりました。

 

1960年には、住民が5千人を超え、人口密度は世界一になりましたが、エネルギー資源が石油に移るにつれ、石炭の需要がなくなっていきました、
そして、1974年には閉山し、無人島となり、かつての採炭所や高層アパートなども無残に朽ち果てた廃墟となっていきました。

 

物語の主人公は、端島に生まれ育った母親と二人暮らしの女性です。

病気で母親をなくした後、採炭所で働いていた男性と結婚し、その郷里の東北の田舎へ移り住みます。
そこを第二の故郷と思い定め、夫との穏やかな生活を望みますが、運命の歯車が狂い叶えられなくなります。

 疲れ果てた彼女は、今は廃墟の無人島と成りはてた端島を訪れ、昔住んでいた朽ち果てたアパートの部屋の窓から、しだいに暗くなっていく海を眺めます・・・

 

ゴールデンウィークに「軍艦島」はいかが?!