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定年後のゆる〜くたのしい日々

〜読書、語学、パソコン、音楽などをたのしむ日々のくらし〜

「日本漂流譚」と YOGA BOOK

読書 歴史

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よく晴れた冬の青空の下、町中の昔の街道を散歩するのは気持ちのよいものです。
凜と張りつめた冷気の中を少し早足で歩いていくとだんだん体が暖まってきます。
しばらく歩くと駅近くの古書店に着き、面白い本がないか端から順に見ていきます。
そこで、変わった本を見つけました。

 

「日本漂流譚」という本です。
この本が目についたのは、本のタイトルよりもその装丁でした。
和紙を半分に折り返したページを束ね、表紙ではさんで丈夫な糸で背を綴じた「和本」が棚に無造作に置かれていたのでした。
中をパラパラめくってみると、古い書体の文章と挿絵に興味をそそられました。

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奥付を見ると、明治25年に出版された本を昭和51年に復刻したものでした。
どうりでボロボロになるほど古くはなっていませんでした。

 

本の内容は、海外渡航が禁じられていた江戸時代、沿岸海上輸送の途上、嵐に会い遠く南方などへ流され、異国の地で歳月を過ごした後、帰国した船頭などの経験談をまとめたものでした。
復刻版なので高くはなく(500円)すぐに買って帰りました。

 

漢字はすべてルビが振られているので読みやすく、江戸時代の話しを江戸時代の装丁の和本で読んでいると、江戸時代にタイムスリップしたような気分になり、しばし日常の喧騒を忘れることができました。

 

漂流譚はいくつかあり、朝鮮、中国、台湾、果てはボルネオまで流された話しもありました。
漂流中も食べ物や水がなく、死んでいった仲間も多くいたのですが、やっと陸にたどり着いた後も、その土地の人に襲われたり奴隷にされたりと並々ならぬ苦労を余儀なくされたのでした・・・

 

究極の取り合わせの妙、「和本」と YOGA BOOK!!