ちょうど1年前に、今このブログを快適(ホント快適!)に入力している Chromebook Flip を手に入れたのですが、それから最近までに「ITムシ」がムズムズしたのは次の機器でした。
● iPad Pro 12.9インチ
画面がきれいで操作性が抜群なのは言うまでもありませんが、なにより大きな画面に惹かれました。
電子版の新聞や雑誌を読むには、紙面全体を見渡せる広い画面が魅力的なのです。
一方、大きな画面になると重くなり、手で支えるのが大変ですが、本体にはスタンドは付いていません。
また、オプションのスマートキーボードは、名前のようにスマートでなく、キーを打つ感触も浅く、わたしの気に入るものではありませんでした。
そして、なにより値段が高い!
さすがの「ITムシ」も引き下がりました!
この機器も画面が大きく、CMビデオを何回も食い入るように見ました。
これには、有名な(!)無段階に固定できるキックスタンドが本体に備わっています。
オプションのマグネットで合体するキーボード付スマートカバーは、若干キーが浅いながらスマートの名に値すると感心しました。
一方、これも値段が高いのです!
そして、わたしの使い方にとって致命的だったのは、Windowsタブレットのスマートでない操作性と充実していないアプリでした!
また、また、一旦うごめき出した「ITムシ」も固まってしまいました!
● Yoga Book
これは2ヶ月ほど前に発売された Lenovo の 2in1機で、最初あまり関心がなかったのですが、その後、実際に買って使用した人のレビューがネットを賑わし始め、興味をそそられました。
一番の特徴は、平坦なパネルにライトアップされるキーボードです!
物理的にデコボコしたキーではないので、正確に打てるよう音とバイブレーションでフィードバックされます。
このキーボードは、あの伝説的な ThinkPad を開発した大和研究所が関わっているのだそうです!
キーボードパネルは、また、ペンによる描画パッドにも変身します!
そして、機器本体の薄さ、軽さ!
おまけに、値段の安さ!
画面は10インチでそう大きくないのですが、未来を先取りしたかのような Yoga Book にわたしの「ITムシ」は暴れ始めました!
10インチの 2in1 ということで、この1年使ってきた Chromebook Flip とかぶるところが多々あるのですが、斬新なバーチャルキーボードをこの目で見て触れてみたい、という思いにつかれ、とうとう昨日雨の中をヤマダ電機に向かいました。
展示台には、各社のノートパソコンが多数並べられていましたが、キーボードのかわりにフラットな黒いパネルだけなのが目立ち、Yoga Book はすぐに見つかりました。
恐る恐る電源を入れると、パネル上にキーを描いた光線が現れました!
1本の指先でキーにそっと触れると、ピッという音がし、ブルッと震えました。
こんどは、両手の指でブラインドタッチ(タッチタイピング)を試してみました。
おッ、うまくいきそうだッ!(ゾクゾクッ)
それから、しばらく続けました。
ピッ、ブルッ、ピッ、ブルッ・・・
その結果、8割ほどは間違いなく打てますが、画面を見ずにパーフェクトは無理でした。
ストレスを一番強く感じたのは、画面(キー)を指で触れられない、ということでした!
画面(キー)に触れないとブラインドタッチをするときのホームポジションが定まらないのと同時に、画面(キー)の触り心地を楽しみたいという思いがあります!
両手の指を画面上に軽く置いている時は反応しなくて、そのうちの1本の指がさらに押し下げた時だけ反応し、音と振動でフィードバックする、というのが理想なのですが・・・
これでは、文章を考えながらの長文の入力はとても無理です!
あれほど暴れた「ITムシ」も次第におとなしくなっていきました!(アチャーッ!)
アップルは、この種のフラットキーボードを以前から研究していて、今年の4月に「電動デバイスのための感圧入力構造」という特許を取得したことが報じられています。
iPad Pro 12.9インチのソフトウェアキーボードにこの特許の成果が盛り込まれ、無段階キックスタンドが内蔵され、しかも、低価格にならないだろうか?(無理だわな!)
想像しただけで、「ITムシ」がムズムズし出します!
夢は果てないが今現在のスグレモノ、Chromebook Flip(Android付)!!