最近、「のぼうの城」、「村上海賊の娘」と和田竜氏の作品を続いて読んでいるためか、作者和田竜氏の創作にまつわるエッセイに興味を持ち、「戦国時代の余談のよだん」を読みました。
内容は、「創作秘話の章」と「戦国武将咄の章」の2つから成っています。
「創作秘話の章」は、作者がデビュー後の3つの作品を創作するにあたっての現地取材秘話が中心になっています。
作者の綿密な現地取材と資料の読み込みから、戦国時代の世界が魔法のように再構築されていく「すご〜い秘話」が書かれているのかと期待して読み始めましたが、そうではありませんでした!(ソーテイガイッ!)
取材時のどちらかと言えば「盛上がりの少ないドジな話し!?」が淡々と綴られているのでした。(シッツレイ!)
しかし、見方を変えると、あのベストセラー作家が、手の届かない遠い存在ではなく、みんなとあまり変わらない生の姿が描かれ、かえって親近感が持たれました・・・(フォロー、フォロー!)
「戦国武将咄の章」では、作者の真骨頂である丹念な資料調査の成果が遺憾なく発揮されています。
徳川家康、織田信長をはじめとする、戦国時代を代表する14人の武将にまつわる興味深いエピソードが紹介されています。
こういうエピソードを頭に入れておくと、次にこれらの人物が登場する歴史小説を読むときにいっそう興味深く読めるのです。(ナットク!)
等身大の作者が見える余談だ、Chromebook!!