世界中に衝撃を与えた米大統領選の結果が判明してから2日経ち、今後の日本への影響とその対策などについて、連日マスコミで議論が沸騰しています。
早くも安倍首相が来週にもトランプ氏と会談する、というニュースも報じられています。
日本を取り巻く複雑な政治状況に全神経を張り詰め、最善の策を模索する姿!
世界を日本へ、また、日本を国内各地へとスケールダウンすると、過去の戦国時代や江戸時代にも同じような姿が現れてきます。
隣接する勢力に戦々恐々する戦国大名の姿!
隙あらば御家取り潰しを狙う徳川幕府の影に怯える藩の姿!
「真田騒動」(池波正太郎)は、5編の短編から成っていますが、すべて江戸時代の真田家とその家臣を描いたものです。
NHK「真田丸」の主人公真田幸村の兄である真田信幸とその子孫が、大阪夏の陣以降、徳川幕府のもとで真田家を絶やさないよう苦悩する様が描かれます。
関ヶ原の戦い、大阪冬・夏の陣の際、兄弟で豊臣・徳川に別れ、どちらが勝っても真田家は残ることにしたため、徳川家への忠節を疑われます。
まず、もともと豊かな領地を有していた真田家は、貧しい土地の松代藩へと移されます。
その後、幕府からの度重なる工事や築造の要請により財力をすべて使い果たされ、借金に走らざるを得なくなってしまいます。
そればかりか、藩内にもめ事が起これば、それを口実に藩の取り潰しにまで至りかねません。
幕府は、密使を放って絶えず藩の内紛を探り、隙を窺っているのです。
借財も底をつき困窮の極みに達したとき、優れた家臣の恩田木工(おんだもく)が救世主のように現れます。
藩内の規律を正し、自ら範を示して倹約に努め、殖産を奨励し、ついには財政の立て直しに成功し、藩の存続を確固たるものとします。
贅沢(ぜいたく:過度な装備)を廃し基本を極める Chromebook!!