海外の新聞・雑誌には、頻繁に難民問題が取り上げられています。
古いゴムボートに詰め込まれ、地中海を漂流したあげく、やっと救助される難民の写真や記事がたびたび掲載されています。
難民は、特にヨーロッパにとっては切実な問題となっています。
シリアをはじめアフリカや中東などからヨーロッパに流入した難民は、昨年1年間で100万人を超えると言われています。
ヨーロッパは、いくつもの難問を抱えています。
ギリシャに端を発する各国の財政危機、失業問題、イスラムによる頻発するテロ事件、英国のEU離脱問題、それにこの難民問題!
難民問題も大規模になると歴史を揺るがすことになりかねません!
あの長く栄華を誇った強大なローマ帝国が、ついに滅亡してしまった要因のひとつに、難民からはじまった民族大移動があげられるそうです。
日本は、今も昔も難民に直接関係があるようには思っていませんでしたが、先日、新聞でこういう記事を見つけました。
7世紀の朝鮮半島には、新羅(しらぎ)・高句麗(こうくり)・百済(くだら)の三国が互いに競っていました。
7世紀中頃、唐と新羅の連合軍が、百済、次いで高句麗を滅ぼし、多くの難民が朝鮮半島を逃れ日本にやってきました。
難民問題は、いつの時代、どこにでも起こりえて、歴史に影響を与えるものなのでしょう。
今年初め、グーグルは、難民支援のため、25,000台の Chromebook を難民に提供したそうです。
低価格、シンプル機能で教育機関などで広く使われている Chromebook は、難民支援の一助ともなっているのです。
難民を助ける手足となれ、Chromebook!!