(ネタバレ注意)
昨日の日曜日、孫たちが行くのに便乗して「シン・ゴジラ」を見に行きました。
「ゴジラ」と言えば、1954年、わたしが4歳の頃、親に連れられて白黒映画を見たのを覚えています。
「ゴジラ」が小さい家やビルを次々と踏み潰すシーンが、鮮明に記憶に残っています。
次は、小学6年生の頃、「キングコング対ゴジラ」を見ました。
最近では、ハリウッド製「Godzillaゴジラ」をテレビで見ましたが、昔の日本製と感触がかなり違っていました。
今回の「シン・ゴジラ」はまったくの予備知識なしで、まあ、今までの映画の延長だろう、とあまり期待せずに見に行ったのでした。
ところが、映画がはじまると、今までの映画とはまったく様子が違っているのに驚きました。
最初のうち、怪獣はほとんど姿を現しません。
そして、怪獣が上陸をはじめると、姿はチラッと見せるだけで、都会の建物などの被害を受ける場面が、リアルに、ほんとうにリアルになんども映し出されます。
建物が崩れ押しつぶされたり、船や橋の残骸のかたまりが川をさかのぼる場面を見た時、これはどこかで見たことがある!と思いました。
そうです、東日本大震災なのです!
それから、緊急災害対策本部が設置され、会議に次ぐ会議の場面の連続です!
この会議やその後の記者会見も震災時によく目にした場面でした。
そして、極めつけは、巨大になった「シン・ゴジラ」が放射能を発することでした!
まさしく、大地震・大津波のあとの福島第一原発事故を象徴しているようなのです!
その収束の仕方も、福島原発とよく似ています!
わたしは、この5日の間に書いたブログのテーマが、期せずしてつながっているのに驚きました。
「死の淵を見た男」(福島第一原発事故への対策に奔走する官邸や作業員たち)⇒「官僚たちの夏」(国家の行末を憂慮し奔走する官僚たち)⇒「シン・ゴジラ」(想定外の怪獣への対策に奔走する官邸や官僚たち)
映画を見終わったとき、途中居眠りもするかと期待せずに見始めた気持ちがみごとに裏切られ、ここ何年か感じたことのない感動を覚えたのでした・・・
「シン・ゴジラ」にならずにメガシンカせよ、Chromebook!!