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定年後のゆる〜くたのしい日々

〜読書、語学、パソコン、音楽などをたのしむ日々のくらし〜

「将棋の子」と Chromebook

読書

将棋の子 (講談社文庫)

  昨日から小学校の二学期がはじまり、午前中は孫の甲高い声も聞こえません。

 やっと静かなひとときが戻ってきました!

 静かで落ち着いたなか、「安定モード」に戻した Chromebook は、順調にカイコが糸を吐き出すように次々と文章を送り出しています・・・

 

 「将棋の子」(大崎善生)を読みました。

 小さい頃から将棋に魅せられ、すべてを将棋に捧げ、一途にプロ棋士を目指したが、ついには、それをあきらめざるを得なかった若者たちのノンフィクション物語です。

 

 将棋のプロ棋士になるには、奨励会に入会し、6級から順に1級まで昇級した後、初段・二段・三段と昇段します。

 そして、次の四段に昇段してはじめてプロ棋士となることができ、日本将棋連盟から給料や対戦料が支給されることになります。

 昇格のルールは厳しく、リーグ戦の上位2名だけが昇格できます。

 また、年齢制限が設けられていて、23歳の誕生日までに初段、26歳の誕生日までに四段に昇格できなければ退会となり、将棋界を去ることになります・・・

 

 奨励会に集まる子供たちは、いずれも地元で「将棋の天才」と呼ばれたつわ者ばかりで、その天才たちのなかで勝ち抜いていくのは並大抵ではありません。

 地元では大人でさえ歯がたたなかった天才少年は、奨励会に入ってはじめて、自分はそれほどの天才ではなかったのだ、ということを嫌というほど思い知らされます。

 すべてを犠牲にして(高校にも進学しない場合もあります)、ひたすら将棋の上達に精進します。

 けれども、順調に昇格できるわけではありません。

 昇格どころか、成績が悪ければ降格もあります。

 同じ級や段に留まっている間も時間は過ぎていき、年齢を重ねていきます。

 年齢制限の歳が、徐々に目の前に迫ってきます・・・

 

 とうとう運命のリーグ最終日に奨励会退会が決定されます!

 あれだけひとすじに願ってきた将棋のプロ棋士になる道は、永久に閉ざされてしまったのです!

 将棋以外のことは、ほとんど何も身につけてこなかった26歳の若者は、突然社会に放り出され、どうしてこの先の人生を生きていけばよいのか?

 子供の頃から何もかも犠牲にして打ち込んだ将棋に捨てられた、と無念の思いを抱いた若者は、その後、社会に出て、壮絶な厳しい人生を送ることになります。

 しかし、ついには、将棋は彼の心の支えとなり、苦しい状況から彼を救うことになります・・・

 

 なつかしの縁台将棋、今はネットで対戦だ、Chromebook!!