最近、明治維新の意義の見直しを提起する本を、新聞広告で時々見かけることがあり、面白そうだ、いつかは読んでみよう、と思っていました。
その広告の本はまだ読んでいませんが、同じく幕末維新を題材とした「幕末維新の暗号」(加治将一)を読み始めました。
すると、最初から好奇心を鷲づかみにされ、一気にグイグイ引っ張られていき、今や、文庫本上巻の終わりまで来てしまいました!
これは、フィクションの形を取っていて、内容も必ずしも歴史学者が賛同するものでなく、いや、むしろ、突拍子もないとして完全に無視されてしまうたぐいのものなのでしょう。
しかし、それでも面白いのです!
本の表紙に掲載されている一枚の古い写真から、すべてが始まります。
この一枚のセピア色の写真、撮影された年月・場所・目的が明確でない不思議な写真、そして、そこに写っている髷(まげ)を結い刀を差した大勢の武士たち・・・勝海舟、伊藤博文、大久保利通、西郷隆盛、陸奥宗光、高杉晋作、桂小五郎、坂本龍馬など、幕末に活躍した人たちが一同に介しているとされる、あるいは、まったくの別人だとも批判されるミステリアスな写真!
この写真をめぐって、主人公は翻弄され、身の危険を感じ、事態は大きく展開し、思わぬ方向へと進展していき、明治維新の意義も問いなおされます・・・
折しも、今日からG7伊勢志摩サミットが始まり、各国首脳が伊勢神宮の境内を歩く様子が、ニュースで一日中流されていました。
こういった国際政治の場でも、公になる事柄だけではなく、永遠に公表されないものもあるのでしょう。
幕末維新や現代など、いつの時代でも、華々しい表の世界と、また、闇から闇へと葬り去られる裏の世界も存在するのでしょう・・・
膨大なネット情報を駆使し、
歴史の謎を解く助けとなれ、 Chromebook !!