定年後のゆる〜くたのしい日々

〜読書、語学、パソコン、音楽などをたのしむ日々のくらし〜

「肉体の鎮魂歌」と Chromebook


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肉体の鎮魂歌(レクイエム) (新潮文庫)

 

 「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」に続いて、同じ作者 増田俊也氏 編の「肉体の鎮魂歌」を読みました。

 これは、今までに書かれたスポーツ・ノンフィクションの中から、増田氏がクオリティの高さから選び抜いた短編10作品のアンソロジーで、増田氏自身の作品も1編含まれています。

 題材になっているスポーツは、「プロ野球「マラソン」総合格闘技」「プロボクシング」「柔道」「サッカー」と多岐にわたっています。

 それぞれのスポーツ人生において、頂点を夢み、厳しい訓練に励み、肉体を酷使し鍛えあげるが、人生のイタズラから夢をあきらめ、スポットライトの当たる舞台を去らざるをえなかった男たち・・・

 

 スポーツはすべて格闘技と言えますが、その格闘場面の文章を読んでいると、思わず手に汗を握り、興奮して動機が高まります!

 わたしは本格的なスポーツの経験はなく、砂場の相撲(小学校)、草野球(小中学校)、体育授業の柔道(高校)くらいですが、そのわずかな肉体の経験があるからこそ、高度な格闘家の技の凄さを自分の肉体の動きとして擬似体験できるのだと思います。

 この本を読み終えたとき、目指すものが得られなかった挫折感や虚無感とともに、肉体を存分に使ったあとの爽快感・カタルシスを感じることができました!

 

 スポーツ・ノンフィクションのアンソロジー、「肉体の鎮魂歌」

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