定年後のゆる〜くたのしい日々

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大河ドラマ「真田丸」と Chromebook


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 先ほど、NHK大河ドラマ真田丸 第13回 決戦」を見終わったところです。

 今回は、兵数で圧倒的に有利な徳川勢の大群を、少数の真田軍が奇策を弄(ろう)し敵をさんざん翻弄(ほんろう)した挙句、大勝利を遂げる、というストーリーでした。

 完全に不利な状況のなかで絞り出した奇策の「意外感」、奇策を準備する合戦前の「ワクワク感」、合戦で奇策が功を奏する「痛快感」、合戦大勝利の「満足感」・・・

 視聴者に時代劇特有の高揚感を満喫させるストーリー展開でした!?

 

 一方、そのなかにも、やはり脚本家三谷幸喜氏の特徴である「コミカルさ」がいたるところで感じられました。

 この「コミカルさ」を「良し」とするか「否(いな)」とするかで、このドラマの評価は大きく変わってきます。

 最近ネットで見かける長澤まさみ演じる「きり」の現代娘風セリフや演技に対する批判もその現れなのでしょう。

 三谷幸喜氏の作品は、前に「清州会議」を見ましたが、そこでは「コミカルさ」が前面に出てストーリーを引っ張っているという風でした。

 三谷幸喜氏得意の「コミカルさ」の極みは、ずっと以前に流れていた、三谷氏自身が出演した航空会社のコマーシャルだと思います。

 コマーシャル画面: フライトアテンダントに扮する三谷氏がスーツケースを引きながら足を交差してしゃなりしゃなりと歩いて行く(大笑)!

 

 わたしは、個人的には時代劇では「コミカルさ」をあまり小気味良いとは思いません。

 今夜のドラマでも、奇策の成功で痛快さを感じた一方、全面的にドラマに酔切れない、不完全燃焼でくすぶる気持ちを感じるところがありました。

 たぶん、大河ドラマの視聴者は、わたしもそうですが、団塊の世代がかなりの部分を占めていると思います。

 この世代は、特に時代劇においては、コミカルで軽いものよりも、史実に忠実で、重厚で、感動的で、人世の指針となるようなドラマを求めている、と思います。

 その尺度は、視聴率の推移によく現れています。 最初は、期待感から20%を越すような高視聴率でしたが、しばらく経ち全容が明らかになるにつれて上がったり下がったり低迷し出しました。(アベノミクスの株価推移そのものです!)

 ただ、大河ドラマ真田丸」では、他の三谷氏の作品と異なり、「コミカルさ」が少し抑えられているように思われます。

 わたしも、なんとか言いながらも毎週見ている一人なのですから!

 (それにしても気がかりなのは、時代劇にはまり役の黒木華演じる「梅」が今回でいなくなり、あの長澤まさみ演じる「きり」がずっと出続ける今後の展開!)

 

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