毎週日曜日の午後6時から30分間、NHK Eテレで「猫のしっぽ カエルの手」という変わったタイトルの番組が放送されています。
京都に住んでいるイギリス人のベニシアさんが、日々の暮らしを紹介する番組です。
京都大原の古民家(築100年)での生活は、日本人よりも日本的な、四季の移ろいを生かした伝統的な生活様式を生かしています。
広い庭には、季節に応じて種々の植物が花を咲かせ、ハーブは200種類も育てられています。
また、夜の照明もランプやキャンドルを使った間接照明で味わい深く室内を照らす中で、ベニシアさんが手芸などをします。
先週の放送分では、ハーブの入った鍋敷きをミシンで縫っていました。
そのミシンは、アンティークのミシンで、黒い本体に「brother」の文字が描かれていました。
ベニシアさんは、古いものが好きでなんでも大事に使うのだそうで、そのミシンも長年愛用しているのだそうでした。
番組では、アンティークミシンが長く使えるようにと、年1度のメンテナンスをしてもらうためにミシンを職人の店へ持って行き、メンテが終わった後、職人と楽しく話すようすが映されていました。
ベニシアさんの古民家、家具、ガーデニング、暮らし方、すべてが味わい深く、思わず画面に見入ってしまいますが、とりわけ長く愛用している黒光りしたアンティークミシンが強く印象に残りました。
道具もこういうふうに愛され使われたら本望で、主人のために一生懸命働くのだろうと思いました。
今わたしが使っている Chromebook もどんどん使い込み、いつかベニシアさんのアンティークミシンのように味わい深く輝くときがくるのでしょうか?