今、机の上に「植草甚一 ぼくの読書法」がのっています。
40数年前、私が学生時代の頃、植草甚一は「JJ おじさん」として一大ブームをまきおこしていました。
ひょうひょうとした顔つき、物腰でいつもジャズや映画、本の話しを楽しそうにしていました。本を読んでいても、JJおじさんがコーヒーを読みながら、おもしろくてしようがないというふうに語りかけてくる気がします。
JJおじさんの興味も幅広く、ミステリー・映画・ジャズ・ロックなどなど。本も英語、フランス語の原書を読みます。ジャズも50歳前になってはじめて聞き始めたそうです。
当時、二十歳くらいだった私は、自分も年寄りになったらJJおじさんのように、ひょうひょうと毎日本を読んだり、音楽を聞いたり、散歩をしたりして過ごしたいと思ったものでした。
その時から苦節40年あまり、会社での仕事に追われる毎日を過ごし、そして定年を迎え、やっと悲願のJJおじさんのような生活が送れるようになりました。
バンザイ 〜〜!!