定年後のゆる〜くたのしい日々

〜読書、語学、パソコン、音楽などをたのしむ日々のくらし〜

サイモン&ガーファンクル「オールド・フレンズ(旧友)」


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サイモン&ガーファンクルのすべて

サイモン&ガーファンクルのすべて

 

 

 ステレオのターンテーブルの上で真っ黒いLPレコードが、ゆっくり回っています。  曲は、サイモン&ガーファンクルの「オールド・フレンズ(旧友)」。

 

♪〜  オールド・フレンズ

       冬の公園のベンチにすわっている老人

       オーバーコートにうずくまって夕暮れを待っている

        風に舞った新聞紙が老人の足下に吹き寄せられる

  70才になるなんて、なんて不思議なんだ     〜♪

 

 バイオリンがバックでわびしいメロディを奏で、行く当てのない冬のベンチにすわり続けるさみしい老人を歌った曲。

 今から40数年前、私が20才過ぎのときにこの曲を聴いたとき、自分が老人になるとは考えられませんでした。  いつかは年を取って70才になるんだとは理屈ではわかっていても、気持ちはしっくりしませんでした。

 マイナーな曲調とあいまって "♪How terribly strange"(なんて不思議なんだ)という思いが胸にしみわたりました。

 

 その私も今や65才。あと5年でその70才に到達します。もう自分も「オールド・フレンズ」のひとりになります。いや、もうなっていると言ってもいいのかもしれません。

 しかし、サイモン&ガーファンクルのさびしい曲調とはちがい、会社を退職した定年後の生活もなかなか楽しいもの捨てがたいものであります。

 来る日も来る日も仕事に緊張し、内勤のため一日事務所内に閉ざされていた会社生活・・・・。  会社生活を離れた後、昼間外を歩いていると、仕事をしないてブラブラ遊んでいるという後ろめたさを感じたものでした。

 それが、しばらくすると、昼間自分の好きなように歩き回れるという解放感に変わっていきました。大げさに言うと、長年刑をつとめやっと娑婆(しゃば)に出たときの後ろめたさと解放感を味わっているようなものでした。

 かなり大げさな表現をしましたが、会社生活もそれなりにやりがいのあるなかなか充実したものでした。  会社生活を終えた定年後のおだやかでゆったりした今の生活は、それなりに味わい深いいいものです。

 これから、定年後の楽しい生活を紹介していきたいと思います。

 気張らず、ゆる〜く、あせらずに・・・・・・。