定年後のゆる〜くたのしい日々

〜読書、語学、パソコン、音楽などをたのしむ日々のくらし〜

読書

「スギハラ・サバイバル」と インテリジェンス

「ウルトラ・ダラー」に続いて「スギハラ・サバイバル」(手嶋龍一)を読みました。前作と同じく、日本の伝統文化や言葉に造詣が深い英國諜報員が主人公となり、大学時代の友人である米国諜報員と協力し、現実の表舞台にはその姿を見せないけれども、政治・…

「ウルトラ・ダラー」と ミサイル

「ウルトラ・ダラー」(手嶋龍一)を読みました。手嶋氏は、元NHKワシントン特派員で、9.11のときもワシントン支局長として11日間にわたる昼夜の中継放送を担い、その後は、外交ジャーナリスト・作家として活躍しています。テレビにもコメンテーターと…

「北海タイムス物語」と 熱い熱い物語

前に「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」や「七帝柔道記」などを読んだとき、面白くてしようがなかったので、最近、新聞の書評で、作者の増田俊也氏の新刊が出たのを知り、すぐに購入し読みました。 「北海タイムス物語」(増田俊也)!やはり、期待…

「半落ち」と フィクション

この前「クライマーズ・ハイ」を読んだことから、同じ作者というので「半落ち」(横山秀夫)を読みました。今までミステリーはほとんど読んだことがありませんでした。 若い頃は、ほとんどフィクションばかり読んでいましたが、最近では「想像世界」よりも「…

「クライマーズ・ハイ」と 日航機墜落事故

「クライマーズ・ハイ」(横山秀夫)を読みました。最初、読み始めると、登山のシーンが描かれ、次に地方の新聞社内へと場面展開します。これから始まるストーリーもまだ把握できていないこともあり、もうひとつ乗れない気分で読み進みました。 ところが、ほ…

「Ways of the Hand(鍵盤を駆ける手)」と ジャズアドリブ

十年ほど前、ジャズアドリブに魅せられて恐る恐るピアノを触り始めた頃、「Ways of the Hand(鍵盤を駆ける手)」(David Sudnow) という本をネットで知りました。 著者は、米国の社会学者で、自らジャズピアノを習い、習得していく過程を考察し、その分析結…

軍艦島(ぐんかんじま)と「端島(はしま)の女」

ゴールデンウィークまっただ中!日本列島全体が大移動の渦で溢れています!「毎日がウィークエンド」の定年後の生活を送る身にとっては、どこも渋滞のこういうときは、甲羅の中にすっこんだ亀のようにじっとし、連休の嵐が過ぎ去り、再び静けさが戻ってから…

「冬のアゼリア」と 近現代史

この前読んだ「オホーツク諜報船」と同じ作者の作品ということで、「冬のアゼリア」(西木正明)を読みました。まず、何と言っても、先の昭和天皇が皇太子だった大正十年、香港で皇太子拉致暗殺未遂事件があったことをはじめて知って驚きました! 皇太子(後…

「オホーツク諜報船」と「霧の向こう側」

先月ブログで取り上げた「知の教室」(佐藤優)の中に、作者佐藤氏と作家西木正明氏との対談が収録されていて、そこで「オホーツク諜報船」(西木正明)を知りました。「オホーツク諜報船」は、今から37年前、ソ連が崩壊する10年ほど前に書かれたノンフ…

「完本 1976年のアントニオ猪木」と「リアルファイト」

力道山の「空手チョップ」とザ・デストロイヤーの「4の字固め」の息詰まる攻防戦! 団塊の世代が小学生だった頃、みんな「プロレス少年」でした。近所の仲間とよくプロレスごっこで「キーロック」や「4の字固め」の真似をして遊びました。 成人してからは、…

「9番目の音を探して」と ジャズコード F7

今日は月曜日、孫娘の初登校日です。金曜日に入学式を終えたばかりの「ピカピカの一年生」です!眠い目をこすりながらも、おニューのランドセルを背負って出かけていきました。(ガンバレ!ちびまる子!じゃりン子チエ!) さて、前回触れた「9番目の音を探…

「雑草の絵本作家」と YOGA BOOK

今、NHKスペシャル「雑草という小宇宙」を見ています。 86歳のおばあさんが、毎日京都の嵯峨野の田んぼや野原へ出て草花を一日中観察します。おばあさんは、小さい子供のように草花の小宇宙で起きることが何もかも面白いのです。好奇心のかたまり、そのもの…

「知の教室」と「外務省のラスプーチン」

小学校が春休みになりました。 孫たちは4月の始業式までずっと休みで家にいます。(当分あわただしい毎日が続くのだッ!)今日も孫たちを連れてショッピングモールに来ています。「ドラえもん」の映画を見に来たのです。わたしは、ひとり別行動で、「スタバ…

「音の記憶」とジャズピアノ

書店に入ったとき、店頭に平積みされている本の表紙に目が行きました。端正な女性がピアノの前に座り、微笑みを浮かべてこちらを眺めています。けばけばしい本の装丁が多い中、モノクロを基調にしたシックなデザイン。手前のグランドピアノの黒と女性の白い…

"A Clean Well-Lighted Place"(清潔で明るい場所)と YOGA BOOK

とあるマクドナルド店に来ています。 最近はどこの店舗もリニューアルして明るくきれいになっています。なにより、スタッフの応対がリニューアル(?)され、シニアにも笑顔を向けてくれます。マニュアルどおりの表面的なものかもしれませんが、それで充分で…

「日本漂流譚」と YOGA BOOK

よく晴れた冬の青空の下、町中の昔の街道を散歩するのは気持ちのよいものです。凜と張りつめた冷気の中を少し早足で歩いていくとだんだん体が暖まってきます。しばらく歩くと駅近くの古書店に着き、面白い本がないか端から順に見ていきます。そこで、変わっ…

「盤上に散る」と 将棋の思い出

「盤上に散る」(塩田武士)は、前々回に紹介しました「盤上のアルファ」の続編とも言える物語です。 同じ人物が登場しますし、また、新たな人物が主人公となって、関西を舞台に熱い物語が繰り広げられます。もちろん、将棋にまつわる物語です。それも、今で…

「盤上のアルファ」と YOGA BOOK

前々回で紹介しましたグリコ・森永事件を題材にした「罪の声」が予想以上に面白かったので、著者塩田武士氏のデビュー作「盤上のアルファ」を読みました。 著者は、現在37歳の若手小説家なのですが、デビュー作は31歳のときに書いたものです。 これだけ…

Google ブックス と YOGA BOOK

YOGA BOOK with Windows10 で Google ブックスの電子書籍を読み始めました。 前回のブログで面白くて取り上げた「罪の声」の作者(塩田武士)の他の作品を読もうと思ったからです。 「罪の声」は Kindle 電子書籍で、YOGA BOOK with Windows10 の Kindleアプ…

「罪の声」と YOGA BOOK

YOGA BOOK で電子書籍「罪の声」(塩田武士)を読みました。 最初のプロローグを読んだとき、いきなり心臓をわしづかみにされたような感じを覚え、それからは、時間のある限りただひたすら文字を追い続けることになりました・・・ この本を読み始める前の予…

電子書籍 & YOGA BOOK

午前中の図書館は、人が少なくとても静かです。 背負っていたバックパックを机に乗せ、イスに腰掛けます。 バックパックのジッパーを開け、IDEOS と YOGA BOOK を取り出します。 IDEOS のスリープを解除し、小さな液晶画面の WIFI テザリングアイコンをプッ…

「櫛挽道守(くしひきちもり)」と YOGA BOOK

1ヶ月余り前、YOGA BOOK を手に入れてから読書のペースが急に落ちました。 初めての YOGA BOOK、初めてのWindows10 に触れて、その使い方に慣れたり、また、使いやすいようにチューニングしたりで、手一杯だったからです。 YOGA BOOK は、これまでにない「…

「アラスカ物語」と Yoga Book

彼の名は、フランク安田(本名、安田恭輔)と言いました。 彼が、明治・大正・昭和を通して海外(アラスカ)で活躍していたことは、今回「アラスカ物語」(新田次郎)を読むまでまったく知りませんでした。 彼は、「アラスカのモーゼ」と呼ばれていたそうで…

「火天の城」と Chromebook

「火天の城」(山本兼一)を読みました。 これは、織田信長が3年かけて建てさせた安土城の築城にまつわる物語です。 ユニークなのは、築城を命じられた城大工の棟梁の視点ですべて描かれていることです。 驚くのは、安土城の建築上の具体的な詳細が事細かに…

「もうひとつの歴史の顔」と Chromebook

昨夜、NHK大河ドラマ「真田丸」を見ましたが、いよいよ最終回も近くなり大詰めを迎えています。 ドラマの流れは、「大阪冬の陣」が終わり、豊臣家の最後となる「大阪夏の陣」へと向かっています。 真田幸村は、味方の妨害にも屈せず、策を練り強大な徳川勢に…

「戦国時代の余談のよだん」と Chromebook

最近、「のぼうの城」、「村上海賊の娘」と和田竜氏の作品を続いて読んでいるためか、作者和田竜氏の創作にまつわるエッセイに興味を持ち、「戦国時代の余談のよだん」を読みました。 内容は、「創作秘話の章」と「戦国武将咄の章」の2つから成っています。…

「村上海賊の娘」と Chromebook

以前に読んだ「のぼうの城」の作者和田竜氏の長編「村上海賊の娘」を読みました。 これは、第11回本屋大賞と第35回吉川英治文学新人賞を受賞し、話題となった本です。 織田信長と石山本願寺の戦いが基調となっていて、織田方にくみする雑賀・泉州軍と本…

「太田城水攻め」と Chromebook

総光寺由来太田城水責図・部分(惣光寺蔵) 以前、忍城(おしじょう)の水攻めを描いた「のぼうの城」(和田竜)を読み、ブログ(「のぼうの城」と Chromebook)でも取り上げましたが、城の水攻めに興味を持ちました。 秀吉の行った日本三大水攻めとは、岡山…

「真田騒動」と Chromebook

世界中に衝撃を与えた米大統領選の結果が判明してから2日経ち、今後の日本への影響とその対策などについて、連日マスコミで議論が沸騰しています。 早くも安倍首相が来週にもトランプ氏と会談する、というニュースも報じられています。 日本を取り巻く複雑…

「城を噛ませた男」と「おーべーか!」と Chromebook

秀吉、家康の戦国時代に材をとった短編集「城を噛ませた男」(伊東潤)を読みました。 短編5編、いずれも歴史資料を丹念に読み込んで創られた作品で、題材の選び方やその切り出し方の卓抜さに驚くばかりでした。 史実を骨格として、その上に優れた表現力で…

「のぼうの城」と Chromebook

先日、日経紙上で、和田竜氏が、デビュー作「のぼうの城」を創作するにあたり、国会図書館などで史実を丹念に調べたうえで書き始めたことを知り、興味を持ったので読みました。 この本は、埼玉県行田市の忍城(おしじょう)での戦国時代の攻防を描いたもので…

「影武者徳川家康」と Chromebook

今から416年前の一昨々日(さきおととい)、すなわち1600年10月21日、天下分け目の「関ヶ原の戦い」が行われました。 言うまでもありませんが、徳川家康と石田三成の軍勢の戦いでした。 最初は優勢だった石田軍も、徳川方と内通している裏切り者…

「ゼロの焦点」と Chromebook

わたしは、今まで推理小説にあまり興味がなく、ほとんど読んだことがありませんでした。 そこで、有名な作家の作品を一度読んでみようと思い立って、推理小説界の巨匠と言われる松本清張の「ゼロの焦点」を読みました。 主人公は26歳の女性で、10歳上の…

「逆説の日本史22 西南戦争と大久保暗殺の謎」と Chromebook

数年前、図書館で「逆説の日本史」(井沢元彦)が本棚に何冊も並んでいるのを見て、第1巻から順に読みはじめ、日本史の面白さに開眼しました。 古代から幕末までの21冊はすでに読了し、連載開始から24年を経た今年、やっと明治時代に入った第22巻(西…

「樅ノ木は残った」と Chromebook

上下巻1,100ページ余の大部な「樅ノ木は残った」(山本周五郎)を読み終えました。 この本を読もうと思ったのは、遠い昔の思い出からでした。 中学生のあるとき、学校から帰宅すると祖母が、当時のブラウン管白黒テレビで時代劇を見ていました。 あくる日も…

「小説ヤマト運輸」と Chromebook

ピンポ〜ン!宅配便で〜す! いつでもどこでも宅配業者のトラックを見かけないことはないくらい、四六時中、全国津々浦々、それぞれのトレードマークを描いたトラックが忙しそうに走り回っています。 この宅配便を、40年前はじめて業務としてはじめたのが…

「聖(さとし)の青春」と Chromebook

平成10年3月のある日曜日の昼前。 わたしは、NHK教育テレビで「NHK杯テレビ将棋トーナメント決勝戦」を見ていました。 決勝を争うのは、羽生善治八段と村山聖(さとし)八段。 羽生八段は、この2年前に将棋タイトル七冠独占を達成していました。 羽生八段と…

「下町ロケット」と Chromebook

前回、面白く読んだ「空飛ぶタイヤ」に味をしめて、同じ著者の「下町ロケット」(池井戸潤)を手に取りました。 こちらもやはり、ヨコシマな大企業に体当たりで果敢に戦う中小企業の姿が描かれています。 少し読み始めたところでは、早くも「横暴な大企業が…

「空飛ぶタイヤ」と Chromebook

「倍返しだ!」で一世を風靡したテレビドラマ「半沢直樹」の原作者の本というので、「空飛ぶタイヤ」(池井戸潤)を読みました。 文庫本で800ページを超え、背の厚さが3cmにもなる大作! はたして最後まで読みきれるのかなと危惧しましたが、読み始めるとど…

「官僚たちの夏」と Chromebook

まだまだ厳しい残暑にふさわしく、男たちのアツ〜イ物語「官僚たちの夏」(城山三郎)を読みました。 これは、今から半世紀以上も前、1960年代の高度成長期の物語です。 通商産業省(経済産業省の前身)のキャリア官僚たちは、まだ未熟な日本の産業を強…

「死の淵を見た男」とChromebook

「死の淵を見た男−吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日−」(門田隆将)を読みました。 この本を読もうと思ったのは、5年半前に起きた未曾有の災害(大地震・津波)によって引き起こされた福島第一原発事故について、当時のニュースなどで断片的な知識しか得て…

「将棋の子」と Chromebook

昨日から小学校の二学期がはじまり、午前中は孫の甲高い声も聞こえません。 やっと静かなひとときが戻ってきました! 静かで落ち着いたなか、「安定モード」に戻した Chromebook は、順調にカイコが糸を吐き出すように次々と文章を送り出しています・・・ 「…

「東電OL殺人事件」と Chromebook

なにか面白いノンフィクションがないかと探していた時、1年ほど前、「孫正義伝」(佐野眞一)を読んだのを思い出しました。 徹底した調査と斬新な切り口、それに卓越した文章力に惹き込まれたのを覚えていました。 それで、同じ作者の作品を探すと、「東電O…

「漂流」と Chromebook

リオ・オリンピック閉会式のテレビ画面を見ながら、このブログを書きはじめます。 振り返れば、オリンピックがはじまると、連日、日本選手の活躍が伝えられ、日本中を興奮の渦に巻き込みました! 極限状態のなか、何人もの選手が逆転に次ぐ逆転で、悲願の金…

「コンビニ人間」と Chromebook

芥川賞受賞作品は、ほとんど面白く読めたことがなく、手に取ることも少なかったのですが、今回はタイトルの特異さに惹かれて「コンビニ人間」(村田沙耶香)を読み出しました。 読み始めると面白くてどんどん読み進み、あまり長くない作品なので、あっという…

「長英逃亡」と Chromebook

今、ショッピングモールのフードコートにいます。 もうすぐ盆なのでモール内の理髪店で少なくなった髪をどうにか整えた後、「宇治抹茶ラテ」を飲みながらこのブログを書いています。 「長英逃亡 上巻」(吉村昭)を昨夜読み終えました。 読みながら、ハラハ…

タイム・トラベラーと Chromebook

本棚を眺めていると、十数年前にわざわざ米国 Amazon から取り寄せたペーパーバックが目につきました。 手に取りパラパラページをめくり、ところどころ拾い読みをしていると、あらためて「不思議な本だ」という感じがよみがえってきました・・・ ペーパーバ…

「凸凹を楽しむ大阪『高低差』地形散歩」と Chromebook

毎週土曜日、NHKの「ブラタモリ」を楽しみにしています。 日本各地をタモリと女性アナウンサーがブラブラ歩き回る番組です。 この種の番組は他にもありますが、特徴的なのは、よくある観光スポットやご当地グルメの紹介などはまったく顧みず、ただひたすら現…

「岩倉使節団という冒険」と Chromebook

今朝から、各キー局の情報バラエティ番組では、昨日の参議院選挙の自民党圧勝についていっせいに報道・解説がなされています。 その中で、面白い!と思った解説に、次の内容のものがありました。 ・・・全国32の「一人区」を制した結果は、自民党候補21…

「京都ぎらい」と Chromebook

新書本「京都ぎらい」(井上章一)を通読しました。 これは、京都の地元の人にしかわからない京都人の「微妙な感情」を掘り下げ、追求した本です。 著者は、京都の嵐山の近くの嵯峨で生まれ育ったのだそうです。 なんと情趣に富んだ、いいところに生まれ育っ…