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定年後のゆる〜くたのしい日々

〜読書、語学、パソコン、音楽などをたのしむ日々のくらし〜

「冬のアゼリア」と 近現代史

この前読んだ「オホーツク諜報船」と同じ作者の作品ということで、「冬のアゼリア」(西木正明)を読みました。まず、何と言っても、先の昭和天皇が皇太子だった大正十年、香港で皇太子拉致暗殺未遂事件があったことをはじめて知って驚きました! 皇太子(後…

「オホーツク諜報船」と「霧の向こう側」

先月ブログで取り上げた「知の教室」(佐藤優)の中に、作者佐藤氏と作家西木正明氏との対談が収録されていて、そこで「オホーツク諜報船」(西木正明)を知りました。「オホーツク諜報船」は、今から37年前、ソ連が崩壊する10年ほど前に書かれたノンフ…

「日本漂流譚」と YOGA BOOK

よく晴れた冬の青空の下、町中の昔の街道を散歩するのは気持ちのよいものです。凜と張りつめた冷気の中を少し早足で歩いていくとだんだん体が暖まってきます。しばらく歩くと駅近くの古書店に着き、面白い本がないか端から順に見ていきます。そこで、変わっ…

「罪の声」と YOGA BOOK

YOGA BOOK で電子書籍「罪の声」(塩田武士)を読みました。 最初のプロローグを読んだとき、いきなり心臓をわしづかみにされたような感じを覚え、それからは、時間のある限りただひたすら文字を追い続けることになりました・・・ この本を読み始める前の予…

「アラスカ物語」と Yoga Book

彼の名は、フランク安田(本名、安田恭輔)と言いました。 彼が、明治・大正・昭和を通して海外(アラスカ)で活躍していたことは、今回「アラスカ物語」(新田次郎)を読むまでまったく知りませんでした。 彼は、「アラスカのモーゼ」と呼ばれていたそうで…

「火天の城」と Chromebook

「火天の城」(山本兼一)を読みました。 これは、織田信長が3年かけて建てさせた安土城の築城にまつわる物語です。 ユニークなのは、築城を命じられた城大工の棟梁の視点ですべて描かれていることです。 驚くのは、安土城の建築上の具体的な詳細が事細かに…

「もうひとつの歴史の顔」と Chromebook

昨夜、NHK大河ドラマ「真田丸」を見ましたが、いよいよ最終回も近くなり大詰めを迎えています。 ドラマの流れは、「大阪冬の陣」が終わり、豊臣家の最後となる「大阪夏の陣」へと向かっています。 真田幸村は、味方の妨害にも屈せず、策を練り強大な徳川勢に…

「戦国時代の余談のよだん」と Chromebook

最近、「のぼうの城」、「村上海賊の娘」と和田竜氏の作品を続いて読んでいるためか、作者和田竜氏の創作にまつわるエッセイに興味を持ち、「戦国時代の余談のよだん」を読みました。 内容は、「創作秘話の章」と「戦国武将咄の章」の2つから成っています。…

「村上海賊の娘」と Chromebook

以前に読んだ「のぼうの城」の作者和田竜氏の長編「村上海賊の娘」を読みました。 これは、第11回本屋大賞と第35回吉川英治文学新人賞を受賞し、話題となった本です。 織田信長と石山本願寺の戦いが基調となっていて、織田方にくみする雑賀・泉州軍と本…

文楽と Chromebook

山伏姿の弁慶が、眉を吊り上げ目を見開き、ものすごい形相で見得を切った後、万雷の拍手の中、花道を走り去っていきます・・・ テケテンテンテン(三味線) 会場いっぱい、割れんばかりの拍手の渦! 昨日、大阪の国立文楽劇場で見た文楽「勧進帳」の最後の場…

「太田城水攻め」と Chromebook

総光寺由来太田城水責図・部分(惣光寺蔵) 以前、忍城(おしじょう)の水攻めを描いた「のぼうの城」(和田竜)を読み、ブログ(「のぼうの城」と Chromebook)でも取り上げましたが、城の水攻めに興味を持ちました。 秀吉の行った日本三大水攻めとは、岡山…

「真田騒動」と Chromebook

世界中に衝撃を与えた米大統領選の結果が判明してから2日経ち、今後の日本への影響とその対策などについて、連日マスコミで議論が沸騰しています。 早くも安倍首相が来週にもトランプ氏と会談する、というニュースも報じられています。 日本を取り巻く複雑…

トランプ・フィーバーと Chromebook

今、テレビ画面でトランプ氏の米大統領選勝利宣言が中継されています。 当初、米国初女性大統領を目指すヒラリー・クリントン氏が圧倒的に有利だとされました。 その後、トランプ氏に追い上げられましたが、最後は僅差であってもヒラリー氏が競り勝つだろう…

「城を噛ませた男」と「おーべーか!」と Chromebook

秀吉、家康の戦国時代に材をとった短編集「城を噛ませた男」(伊東潤)を読みました。 短編5編、いずれも歴史資料を丹念に読み込んで創られた作品で、題材の選び方やその切り出し方の卓抜さに驚くばかりでした。 史実を骨格として、その上に優れた表現力で…

「のぼうの城」と Chromebook

先日、日経紙上で、和田竜氏が、デビュー作「のぼうの城」を創作するにあたり、国会図書館などで史実を丹念に調べたうえで書き始めたことを知り、興味を持ったので読みました。 この本は、埼玉県行田市の忍城(おしじょう)での戦国時代の攻防を描いたもので…

「影武者徳川家康」と Chromebook

今から416年前の一昨々日(さきおととい)、すなわち1600年10月21日、天下分け目の「関ヶ原の戦い」が行われました。 言うまでもありませんが、徳川家康と石田三成の軍勢の戦いでした。 最初は優勢だった石田軍も、徳川方と内通している裏切り者…

「逆説の日本史22 西南戦争と大久保暗殺の謎」と Chromebook

数年前、図書館で「逆説の日本史」(井沢元彦)が本棚に何冊も並んでいるのを見て、第1巻から順に読みはじめ、日本史の面白さに開眼しました。 古代から幕末までの21冊はすでに読了し、連載開始から24年を経た今年、やっと明治時代に入った第22巻(西…

「坂本龍馬 遭難之地」と Chromebook

数日前、久しぶりに京都へ行き、東山の高台寺を訪れました。 高台寺は、豊臣秀吉の正室である北政所が秀吉の冥福を祈るために建立した寺院です。 小高い山を登り降りする見学通路を歩き、京都の秋の風情を楽しむためでした。 阪急電車河原町駅で降りた後、高…

「樅ノ木は残った」と Chromebook

上下巻1,100ページ余の大部な「樅ノ木は残った」(山本周五郎)を読み終えました。 この本を読もうと思ったのは、遠い昔の思い出からでした。 中学生のあるとき、学校から帰宅すると祖母が、当時のブラウン管白黒テレビで時代劇を見ていました。 あくる日も…

難民と Chromebook

海外の新聞・雑誌には、頻繁に難民問題が取り上げられています。 古いゴムボートに詰め込まれ、地中海を漂流したあげく、やっと救助される難民の写真や記事がたびたび掲載されています。 難民は、特にヨーロッパにとっては切実な問題となっています。 シリア…

「官僚たちの夏」と Chromebook

まだまだ厳しい残暑にふさわしく、男たちのアツ〜イ物語「官僚たちの夏」(城山三郎)を読みました。 これは、今から半世紀以上も前、1960年代の高度成長期の物語です。 通商産業省(経済産業省の前身)のキャリア官僚たちは、まだ未熟な日本の産業を強…

「漂流」と Chromebook

リオ・オリンピック閉会式のテレビ画面を見ながら、このブログを書きはじめます。 振り返れば、オリンピックがはじまると、連日、日本選手の活躍が伝えられ、日本中を興奮の渦に巻き込みました! 極限状態のなか、何人もの選手が逆転に次ぐ逆転で、悲願の金…

彦根城と Chromebook

昨日のうだるような暑さの中、滋賀県彦根市の彦根城を訪ねました。 彦根城は、国内に現存する12の天守閣のうちの1つで、国宝に指定されています。 鉄筋コンクリートで建て直されたものではなく、江戸時代初期の木造作りです。 わたしは、12のうち、姫路…

「長英逃亡」と Chromebook

今、ショッピングモールのフードコートにいます。 もうすぐ盆なのでモール内の理髪店で少なくなった髪をどうにか整えた後、「宇治抹茶ラテ」を飲みながらこのブログを書いています。 「長英逃亡 上巻」(吉村昭)を昨夜読み終えました。 読みながら、ハラハ…

「凸凹を楽しむ大阪『高低差』地形散歩」と Chromebook

毎週土曜日、NHKの「ブラタモリ」を楽しみにしています。 日本各地をタモリと女性アナウンサーがブラブラ歩き回る番組です。 この種の番組は他にもありますが、特徴的なのは、よくある観光スポットやご当地グルメの紹介などはまったく顧みず、ただひたすら現…

デトロイト美術館展と Chromebook

昼前、曇り空に時折小雨がぱらつく中、大阪市立美術館で催されている「デトロイト美術館展」を見に出かけました。 天王寺公園内にある大阪市立美術館に行く前に、すぐ近くの「あべのハルカスダイニング」で腹ごしらえをしました。 「あべのハルカス」13階…

「岩倉使節団という冒険」と Chromebook

今朝から、各キー局の情報バラエティ番組では、昨日の参議院選挙の自民党圧勝についていっせいに報道・解説がなされています。 その中で、面白い!と思った解説に、次の内容のものがありました。 ・・・全国32の「一人区」を制した結果は、自民党候補21…

「京都ぎらい」と Chromebook

新書本「京都ぎらい」(井上章一)を通読しました。 これは、京都の地元の人にしかわからない京都人の「微妙な感情」を掘り下げ、追求した本です。 著者は、京都の嵐山の近くの嵯峨で生まれ育ったのだそうです。 なんと情趣に富んだ、いいところに生まれ育っ…

「維新前夜 スフィンクスと34人のサムライ」と Chromebook

おやッ!と目を引くようなタイトルにつられて、「維新前夜 スフィンクスと34人のサムライ」(鈴木明)を読みました。 明治維新の4年前の幕末、ハカマに大小の刀を差し、陣笠をかぶった34人のサムライが、エジプトのスフィンクスの前で撮影された1枚の…

Brexit(ブレグジット) と Chromebook

国民投票で、期待に反して「EU離脱」(Brexit) が過半数を占めた英国の政情は、ますます混迷を深めています。 今朝の朝刊では、離脱派のリーダーだったジョンソン氏が、英保守党党首選への不出馬を宣言し、「敵前逃亡」と厳しく非難されています。 英国と日本…

「明治維新という過ち」と Chromebook

最近、新聞広告やテレビのトーク番組での紹介などで話題になっている「明治維新という過ち〜日本を滅ぼした吉田松陰と長州テロリスト〜」(原田伊織)を読みました。 紙の本、特に単行本は読み終えた後、家も広くなく置き場所に困るので、久しぶりに電子書籍…

長谷寺と Chromebook

今日、霧雨がそぼ降る中、奈良の長谷寺へ行って来ました。 参拝する人もまばらで、ゆっくりお寺を回ることができました。 月曜日で天気も悪かったことと、奈良は京都と違い交通の便が今ひとつ、ということがあるのでしょうか。 外国人もほとんど見かけません…

「レンズが撮らえたF・ベアトの幕末」と Chromebook

幕末の日本の風景、人物、風俗習慣などを撮影したフェリーチェ・ベアトの写真集を見ました。 幕末関係の歴史小説やノンフィクションをよく読んでいますが、どうしても活字なので映像が浮かんできません。 江戸時代という時代区分に影響され、幕末は、今の時…

「龍馬の黒幕」と Chromebook

幕末ものの「龍馬の黒幕」(加治将一)を読みました。 以前に読んだ司馬遼太郎氏の「竜馬がゆく」で描かれた、明るく天衣無縫な龍馬像とはまったく異なっています。 これは、そのタイトルが示すとおり、龍馬そのものよりも、その裏にひそんでいる隠れた黒幕…

古(いにしえ)の城下町と Chromebook

久しぶりに、高校の友人に会いに和歌山へ行きました。 南海本線終点の和歌山市駅で降り、天気が良く待ち合わせまでまだ時間があるので、徒歩で和歌山の城下町を散策しました。 最初に、幕末の紀州藩下級武士の生活を伝える「小梅日記」(東洋文庫)の作者、川…

「幕末維新の暗号」と Chromebook

最近、明治維新の意義の見直しを提起する本を、新聞広告で時々見かけることがあり、面白そうだ、いつかは読んでみよう、と思っていました。 その広告の本はまだ読んでいませんが、同じく幕末維新を題材とした「幕末維新の暗号」(加治将一)を読み始めました…

「天災から日本史を読みなおす」と Chromebook

熊本地方を震源として震度7の地震が起き、余震も500回を超えていますが、今なお収束していません。 お亡くなりになられた方々の御冥福をお祈りするとともに、被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。 関東地方や南海沖の地震は以前からマスコミ…

「孤愁の岸」と Chromebook

「孤愁の岸」(杉本苑子)文庫本上下2冊を読みました。 これを読もうと思ったのは、ネットの読後感想で「引きこもりの兄がこの本を読み終え目に涙を浮かべていた」という文章を読んだからでした。 これは、史実に基づく幕府の外様大名に対する壮絶な「いた…

人形浄瑠璃と Chromebook

数日前、大阪日本橋の国立文楽劇場で人形浄瑠璃(にんぎょうじょうるり)を見てきました。 定年後の生活を送るようになってから、日本の歴史に強く惹かれるようになり、江戸時代の生活がタイムカプセルのように保存されている人形浄瑠璃に興味を持ったのと、…

大河ドラマ「真田丸」と Chromebook

先ほど、NHK大河ドラマ「真田丸 第13回 決戦」を見終わったところです。 今回は、兵数で圧倒的に有利な徳川勢の大群を、少数の真田軍が奇策を弄(ろう)し敵をさんざん翻弄(ほんろう)した挙句、大勝利を遂げる、というストーリーでした。 完全に不利な状況…

「お城」(和歌山城)と Chromebook

前回、幕末から明治にかけて、日々の生活を淡々と綴った「小梅日記」を紹介しました。 わたしがその本に惹かれたのは、江戸時代末期の下級武士の家の生活がどのようなものだったのか知りたかったのと、もう一つは、わたしが小梅と同じ紀州藩、和歌山市の生ま…

「小梅日記」と Chromebook

このところ、幕末に活躍した竜馬の物語をずっと読んでいましたが、読みながら幕末の同時代に生きていた一人の老婦人を絶えず頭の隅に思い浮かべていました。 彼女の名前は、川合小梅。 昨年、「小梅日記」(東洋文庫)を読んで知りました。 彼女は1804年…

「竜馬がゆく」と Chromebook (その3)

1ヶ月半近くかかって「竜馬がゆく」文庫本8冊を読み終えたところです! 読み始めの頃は、その前に読んだ「坂の上の雲」の方が面白いかな?と思いましたが、2冊目、3冊目と読み進むに連れて、俄然面白くなり、読んでいない時でも頭のどこかに竜馬がいるよ…

「竜馬がゆく」と Chromebook (その2)

竜馬が同時代の多くの勤皇の志士たちと違って、スケールの大きいユニークな考えを持っていたのは、天性のものもあるでしょうが、竜馬が書籍の観念にしばられなかったからとも言えると思います。 当時、武士の男子は、小さい頃から剣道とともに漢籍を習います…

「竜馬がゆく」と Chromebook

このところ司馬遼太郎氏の歴史物を立て続けに読んでいます。 「坂の上の雲」、「最後の将軍」そして「竜馬がゆく」と、明治から幕末へとさかのぼっています。 ちょうど1年前の今頃も、司馬遼太郎氏の「関ヶ原」と大坂冬の陣・夏の陣を描いた「城塞」を読み…

江戸時代と Chromebook

前回に古文書、前々回に本居宣長旧宅について書きましたが、江戸時代の家の生活と今の時代の生活とどれくらい違うものなのか、考えてみるのも面白いと思います。 江戸時代は数百年も前なので、まず、わたしの子供の頃、60年くらい前のわたしの家の生活と今…

古文書(こもんじょ)と Chromebook

古文書とは、昔の人が筆で書いた歴史上の古い文書を言います。 一方、最先端のデジタル文書入力ツールの一つとしてChromebook があります。 古文書と Chromebook は180度正反対のものです。 「アナログ」と「デジタル」それぞれの極みです。 わたしは、若…

「本居宣長」と Chromebook

昨日は快晴で昼間は暖かくなるそうなので、以前から一度行ってみたいと思っていた松阪を訪れました。 昼前に松阪駅に着き、松阪城跡のある松阪公園を目指してぶらぶら歩きました。 町中は人通りも少なく、観光客もあまり見かけませんでした。 まして、近頃ど…

「最後の将軍」と Chromebook

最後の将軍―徳川慶喜 (文春文庫) 作者: 司馬遼太郎 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 1997/07/10 メディア: 文庫 購入: 7人 クリック: 25回 この商品を含むブログ (70件) を見る 前回紹介しました「坂の上の雲」に続いて、「最後の将軍」(司馬遼太郎)を…

「坂の上の雲」と Chromebook

坂の上の雲〈1〉 (文春文庫) 作者: 司馬遼太郎 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 1999/01/10 メディア: 文庫 購入: 13人 クリック: 168回 この商品を含むブログ (474件) を見る 先ほど、1ヶ月余りかけて文庫本で全8冊の「坂の上の雲」(司馬遼太郎)を読…