♫ ジャズの巨人マイルス・デイヴィスの歴史的名盤「カインド・オブ・ブルー(Kind of Blue)」!
🎶マイルスが奏でるトランペットのリズミカルな音色が部屋に流れています・・・
音源はレコードプレーヤーのターンテーブルの上で回っているアナログレコード!
もちろん、通が自慢気にさりげなく見せる豪華なオーディセットとは程遠いごくごくささやかなシステムコンポのプレーヤー。
それでも自分なりに充分満足できる音の深みと広がり!
数日前の夜、久しぶりでアナログレコードを聴いてみようとしたところ、オヤッ、音がおかしい!
それもそのはず、左のスピーカーから音が出ていないのです!
ムムッ、どないなったんや?まだ買ってから半年もたってないのに!
この前使った時はなんともなかったのに?
一瞬、去年の夏の嫌な記憶がよみがえりました!
その時は、レコードプレーヤーではなくてCDレシーバーの故障で突然CDが聴けなくなったのでした。
こんどはプレーヤーの方なのか、やれやれ、と去年の修理にさんざん手こずったことが次々思い出されました。
簡単にチェックすると、どうやら故障の原因はアンプやスピーカーではなくレコードプレーヤーらしいということがわかりました。
まだ保証期間内なのでメーカーに修理を任せようかと思いましたが、最寄りの販売店は車で簡単に持ち込める距離ではありません。
そうかと言って、送るのは梱包が大変で面倒!
とりあえずネットでググると、プレーヤーのアームの先に付いているカートリッジの4本のリード線があやしいと検討がつきました。
長く使わないとリード線の端子部分の表面に酸化膜が付着し通電しなくなることがあるそうなのです。
でも、買ってまだ半年だしそんなに長くも放っていないのに?
明くる朝一番、サポートに電話し自分で修理する時のアドバイスを教えてもらおうとしましたが、サポートのスタッフは、ネット情報については責任が持てない、とにかく販売店に持ち込むか送るかして下さい、の一点張りでした。
もうやるっきゃない!
取扱説明書を引っ張り出し、「カートリッジの交換」箇所を熟読。
ロックナットを緩めカートリッジが付いているヘッドシェルをアームから外し机の上に慎重に置きました。
机のライトを点け、ドライバーとラジオペンチを道具箱から取り出し、それからシニアの必需品、老眼鏡と巨大ルーペを取り揃えました。
さあ、どっからでもかかって来いや!
まず、極小のネジとナットを外し、カートリッジとヘッドシェルを分離しました。
次にラジオペンチを使ってカートリッジに接続しているリード線4本を引き抜きます。
最初はリード線を切っては大変と、こわごわ、恐る恐る、リード線はビクともしません。
そのうち、ラチがあかないので、ええ、ままよ三度笠!とばかり力まかせに引っ張るとあっけなくスポッと抜けてしまいました!
順に抜いていき、最後4本目のリード線を引っ張った時、抜けたリード線が机の上にポタリと落ちました!
ン、ン?
どうなったん?意味不明!
他の3本は抜いても片方がヘッドシェル側に付いたままなので落ちることはありません。
4本目のリード線は、ヘッドシェル側で最初から抜けていた?!
頭の中をイナズマが走り、一瞬の後、すべてを理解しました!
4本目のリード線の色は白色なので左スピーカー用だとわかりました。
原因は、左スピーカー用のリード線の接続(ヘッドシェル側)が工場出荷時の時点でいいかげんだった、と思われました。
購入後甘い接続でもなんとか音が出ていましたが、使っているうちにとうとう外れてしまったのでした!
苦労して修理した後、左のスピーカーから音が出るようになったのは言うまでもありませんが、音質・音量とも故障前よりもず~んと良くなりました・・・
(To be Continued)
もうひと波乱あったのはまた次回!!