定年後のゆる〜くたのしい日々

〜読書、語学、パソコン、音楽などをたのしむ日々のくらし〜

「百鍛将棋」と Chrome Book・YOGA BOOK

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「百鍛将棋」の「レベル13」(最強レベル)はムチャクチャ強い!
いやになるほど強い!
でも、面白い!
強くてなかなか勝てないから、今度こそ!今度こそ!と挑戦するから面白いのでしょう。
すぐ勝ててしまったら、もうそこで興味半減です!

 

そういうわけで、このところ時間があるとつい対戦に夢中になってしまいます。
一手ミスをするともう後で挽回することはできません!
一局対戦するのに30分ほどかかります。
あまりに根を詰めて集中しすぎるのか、歯ぐきが少し腫れているようです!?

 

「百鍛将棋」は、iOSでも Android でも無料でインストールできます。
iPhone Plus でもできますが、やはり画面が大きい方が見やすく迫力もあるので、いつも、Chrome BookAndroid モードで対戦しています。

 

上の写真の左側がChrome Book の「百鍛将棋」!
そして、その右側は?
YOGA BOOK の「ボナンザ」!
先月のブログ「百鍛将棋とボナンザ」で紹介しましたように、「ボナンザ」は無償の Windows ソフトで、「百鍛将棋」(レベル13)よりも強い実力を持っています!

 

左側の Chrome Book で「百鍛将棋」の対局をしながら、同時に、右側の YOGA BOOK の「ボナンザ」で同じ指し手を再現します。(「ボナンザ」の「先手」も「後手」も自分一人で指すように設定しています)

 

「ここぞ!」という局面で「ボナンザ」ツールバーの「ヒント」をクリックします。
すると、画面下のバーに、その局面での「最善手とその後の指し手」が表示されるのです!
これぞ「神(アプリ)の助け」です!?

 

「百鍛将棋」(レベル13)との対戦は、かれこれ70戦を超えています!
戦績は、ほとんど負けです!
その中でのわずかの勝ちは、「ボナンザ」の「ヒント」によるアシストを使ったからです。
実際の勝者は、わたしではなく「ボナンザ」なのです!

 

それでも「ボナンザ」のアシストの指し手を見習って何度も挑んだあげく、結果を出すことができました!
ついに、やっと自力で(「ボナンザ」のアシストなしで)貴重な1勝をあげることに成功したのでした!
その後は、また、自力では「連敗」が続いています。(なかなか手強い!)

 

そして、今日も、左に Chrome Book(「百鍛将棋」)、右に YOGA BOOK(「ボナンザ」)を並べ、指し手の研究に励んでいるのです・・・(暑いのにご苦労さんなこっちゃネ!)

 

地力をつけて自力で「レベル13」を撃破!!

 

 

 

「幕末史」と「だれもいなくなった」

幕末史 (新潮文庫)

「幕末史」(半藤一利を読みました。
この本は、幕末の日本を震撼させたペリー来航からはじまり、急激な時代の地殻変動を経て、その15年後に明治維新を迎えることになり、さらに、新時代の骨組みがおおよそ出来上がる明治10年頃で終わっています。

 

幕末の歴史ものは、司馬遼太郎のいくつかの作品や幕末から明治初期にかけての歴史解説書を読んでいました。
この本は、今まで頭の中にバラバラに入っていた歴史的諸事件を時系列に沿って整理し直すのに役立ちました。

 

なかでも特に印象に残ったのは、薩摩藩長州藩を中心とする倒幕軍と会津藩桑名藩を中心とする幕府軍が戦い、その後の両軍の運命を決定づけた一連の「戊辰戦争」でした。
作者は、この戦争を、徳川時代を切り開いた「関ヶ原の戦い」になぞらえ、また、戦後の時代へと続く「太平洋戦争」との類似性にも言及しています。

 

倒幕派勝利を収め、戦争責任の裁定を行う時、勝海舟を中心とする幕府派は、あくまでも15代将軍徳川慶喜の命を守ることに奔走しました。
太平洋戦争終結の際にも、昭和天皇を救うことが第一義とされたことが注目されます。

 

明治維新についての大方の見方は、土台の腐った封建制度を打ち砕き、天皇中心の新時代を築いたという肯定的なものが多いなか、作者は異なった視点を持っています。
作者の父方の実家は新潟県長岡市にあり、子供の頃は、毎年夏休みに実家で過ごしていたこともあり、地元の人々の思いに触れる機会もありました。

 

新潟県長岡市は、幕末当時、越後長岡藩でした。
長岡藩は、戊辰戦争では官軍に抵抗したあげく敗北し、領地を大半奪われてしまいました。
長岡の人々の思いは、明治維新とは、単なる薩長薩摩藩長州藩)による暴力革命以外のなにものでもない、というのでした。

 

黒船来航から明治維新、そして明治10年頃までの25年間に、多くの歴史に名を連ねる人物が輩出されました。
その中で、病死・暗殺・処刑などで天珠を全うできなかった人が実にたくさんいます。
吉田松陰高杉晋作井伊直弼島津斉彬徳川家茂孝明天皇坂本龍馬江藤新平大村益次郎木戸孝允西郷隆盛大久保利通・・・

 

歴史の波におどり出た人たち、
そして、だれもいなくなった・・・