定年後のゆる〜くたのしい日々

〜読書、語学、パソコン、音楽などをたのしむ日々のくらし〜

ジャズピアノ と YOGA BOOK(その2)

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前回、十数年前、50歳を過ぎて初めてピアノを独習しようと思った経緯を書きましたが、もう一つキッカケがありました。
あるテレビの番組で芸人の今田耕司が自宅をビデオで紹介していました。
きれいに整頓された部屋の真ん中に、大きなグランドピアノが据えられているのが目を引きました。

 

ピアノのことを聞かれた今田耕司が説明したところによると、ある時、今田耕司ビートたけしの自宅へ行った時、立派なグランドピアノがありました。
今田は「へえ~、ピアノ弾くんですか、すごいですね!」と感激して言いました。
すると、たけしは、「ほしいんだったら、持ってけッ!オレはもっといいの買うから」と、その場で今田にそのピアノを譲ったのでした!(なんと、ふとっ腹!)

 

それから、今田は時間があるときピアノを練習し、番組でその成果を披露していました。
曲は、たけしの映画「菊次郎の夏」の主題曲「SUMMER」久石譲)で、弾いていたのはその出だし部分でした。
そこそこ上手に弾いていて、その時、自分も弾けるようになりたい!と思ったのでした。

 

練習方法は、「我流」のムチャクチャなものでした!
今田の弾いていた「SUMMER」のさわりに感動したので、いきなり、「SUMMER」のCDと譜面を買い、ピアノ練習に取り掛かったのでした。
まだ、鍵盤のドレミの位置が分かったばかりでした!

 

そういえば、はるか昔の高校時代、有名な映画音楽「禁じられた遊び」が弾きたくて、ギターと楽譜を買い、ギターの運指を丸暗記したのでした!
「SUMMER」でも、音符とピアノの鍵盤をひとつひとつ突き合わせ、手の動きを丸暗記していくのです!
膨大な時間と不屈の忍耐力が要求されます!
今となっては、どれだけ日にちを費やしたのか覚えていませんが、ついに何ヶ月かかけて、「SUMMER」をまるごと暗記しどうにか弾けるようになったのでした・・・

 

こうして、同じやり方(丸暗記)で、下手なりにも数曲弾けるようになりました。
ところが、ところがです!
新しい曲を練習していて先に覚えた曲をしばらく弾かないでいると、ところどころ忘れてくるのです!
あわてて、楽譜を見て忘れたところを弾こうとしても、スラスラ弾けません。
1音1音鍵盤と合わせて覚え直す作業が必要になり、手間がかかります。
やっと覚え直したと思うと、また、ほかの箇所が記憶から抜けていきます!

 

昔、漫才ブームの頃、漫才コンビ B&B(ビーアンドビー)がいつも爆笑を誘っていた舞台を思い出しました。
農家の庭で放し飼いしているたくさんのニワトリを集める様子をネタにしたものでした。
やっと集めたかと思うと、一羽が逃げ出し、それを追いかけると、また別の一羽が逃げて右往左往し、客席は爆笑の渦となっていました!
やっと丸暗記した曲も、そのニワトリのように、あっちへこっちへと追いかける手をかいくぐり逃げ回るのでした・・・

 

あっちこっち逃げ回るニワトリとピアノ音符・・・
(To Be Continued by YOGA BOOK)

 

 

 

ジャズピアノ と YOGA BOOK

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今日から3月が始まります。
もうすぐ春本番、花見や行楽などウキウキする季節になります。
会社に勤めていた頃、春は新年度の始まりで、毎日忙しく花見の余裕もありませんでした。
今は晴れて自由の身(?)となり、先日は梅の花見にも行ってきました。

 

ところが、春にはまだ困ることがあります!
花粉症です!
すでにここ数日来、眼がくしゃくしゃし、まぶたが腫れぼったくなっています。
春を楽しむ気持ちと早く春が過ぎてほしいと思う気持ちが交錯する不思議な季節です。

 

花粉症を忘れるためにも何か面白そうなことをやろう!と思い、久しぶりでピアノの前に座りました。
十数年前、娘が小さい頃弾いていた電子ピアノがホコリまみれだったので、「もったいない」の精神で遊休品の有効活用をしようとしたのでした。
楽器は、学生の頃ギターを少し触っただけで、ピアノなんかはまったくのど素人でした。

 

50才を数年過ぎてからの「はじめてのピアノ」でしたが、さらに、弾こうとしたジャンルもとんでもないものでした!

ジャズピアノ!
若い頃からジャズが好きで、LPレコードや後にはCDをよく聴いていました。
特に、ジャズのアドリブに酔いしれていましたが、アドリブと言ってもただやみくもに鍵盤を叩いているわけではないので、アドリブはどういう仕組になっているのだろうか、といつも不思議に思っていました。

 

アドリブの仕組みを知るには、自分でジャズを演奏してみたらいいのでは!?
幸い誰も使っていない古いピアノが目の前にあり、独習すればコストはゼロです!
こうして、「盲(めくら)蛇に怖(お)じず」のことわざどおり、自らの向こう見ずを顧みず、「泥沼」の中へと足を踏み出して行ったのでした・・・

 

軽やかなジャズピアノの音色にあこがれて始めたものの・・・
(To Be Continued by YOGA BOOK)